「KFB 福島放送 スーパーJチャンネル。No−1
名前が分かりません! 阿武隈川源流の森。
KFBアナウンサ-

KFBアナウンサー。

池田&わか菜


確保

サポート隊。
初夏の阿武隈川雌滝。 「エメラルドブルーの源流を求めて。」

■福島県を南北に縦断する阿武隈川は、県民は元より松尾芭蕉の奥の細道にも紹介されている有名な大河です。村から街に流れ降るその流程は、約300kmにも及んでいる。
ブナの森で磨かれた源流は、流域の田畑を潤しながら様々な形で利用され、やがて宮城県亘地区で太平洋に注ぎ込み終焉を迎えます。

■この番組のテーマは、阿武隈川の源泉は何処にあるのか。其の行く末はどうなったのか等。壮大な阿武隈川の本流と支流域まで特攻取材!昔と今の風情を織り交ぜながら、源流から河口まで半年間に渡り笠置わか菜ちゃんをパートナーにカヌーで旅をして見たいと思います。

「強力な助っ人は池田速人アナ。
真面目そうでも時折ズッコケますので、おっ楽しみに!」
登山道から源流を見渡す。 「源流の滝を目指して遡行開始」

■福島県西郷村にある、日本の秘湯として名高い元湯甲子温泉の大黒屋旅館駐車場に、探検隊のメンバー7人と私達をサポートしてくれる西郷村山岳会員7人が集合した。

AM6:00。阿武隈川の支流域で一番長い流程を誇る本沢に向けて出発した。今回の目的はTV「せせらぎ紀行」番組の撮影だった。
メンバーの中には、20代の女子アナ笠置わか菜ちゃんが同行していた。男性でもキツイのに、女性ではとても無理だと言う意見もあったが、私と一緒に過酷なカヌーの旅も経験済みなので大丈夫だと確信していました。

最初のトレックコースは踏み跡がついていたが、徐々に其れも無くなり渓流を高巻きしながらの遡行となった。時には、両手で岩の窪みに掴まりトラバースも強いられたが、山岳会のサポートのお陰でどうにかクリアして一歩づつ前進した。
滝の共演

雌滝

「優雅な雌滝」

真舟会長

西郷村
山岳隊長
ザイルに命を預けたわか菜ちゃん。 「ザイルに命を預けて」

■登坂口から二時間も進むと、傾斜はかなりきつくなって来る。尾根を越えるには、ザイル無ではとても危険な箇所もあった。今回は、山岳会員のサポートがあったので、ザイルに命を預けてのトラバース。

■何しろ手を離したら一気に100mは滑落してしまう場所なのだ。番組の中では、いつも澄ましたわか菜ちゃんだったが、今回の源流アタックは、仕事とは言え男性スタッフに遅れまいと必死で着いて来てくれました。因みに男性陣とは、私と池田アナ。ディレクター。カメラ。音声。アシスト。他に山岳会員7名だった。
阿武隈川雌滝。 「美しい雌滝」

■約二時間ほど費やして、最初の目的地である雌滝(約30m)にようやく出合った。この辺りまで来ると、人工物の堰堤も全く無いので、渓水は極めてクリアブルーだった。
ちょうど朝日が木漏れ日から差し込んできたので、ブナの新緑に神秘的なブルーのホール。まさに、生き物達の森のオアシスのように、浮かび上がりました。

■雌滝の左側の急斜面には、サポート用の鎖場(チェーン)が取り付けられている。殆ど直登に近い急斜面が、約7m程続いていた。ようやく登りつめたら、更なる急斜面の尾根が我々の前に立ちはだかっていた。
滝巡り
雄滝前にて。
「雄滝」
五葉ツツジ。
五枚の葉に白い花
五葉ツツジ赤滝
最後の大滝
「赤滝」
「ザイルワーク」池田アナが滑落しそうに!

■足場の無いガレ場の急斜面を横切る時は、最も危険な攻めになる。今回は、ザイルを張っていただいたので、無事に通過できた。私は、源流の釣りで高巻きや沢登の経験はあるが、TVスタッフは全くの素人だった。

■一人ずつ、ザイルに掴まりながら必死に頑張りを見せるが、足を滑らせたらエメラルドブルーの滝壷に一直線。池田アナも、ズッコケながら無事通過。その度に拍手が沸きました!まるでどっかの筋肉番付け見たいだったです!
雄滝の勇姿。
是が噂のひとまたぎ。

阿武隈川ひとまたぎ。
源流の昼食。

滝の下で山の幸を味わう。
「豪快な雄滝」

■潅木が生い茂るその斜面は、見上げると50mぐらい続いているようだったが、両手両足を踏ん張りながらどうにかクリアして間もなく、勇壮な雄滝(約50m)が姿を現した。

帰りの登りを考えるとウンザリするが、滝下まで再び下降。雌滝は太い滝口だったが、雄滝は一本に束ねた水が垂直に落下していた。両岸の岩場にはピンクの石楠花が咲き、滝壷の水はまさにエメラルドブルー。この滝壷の幅は10mぐらいある。地元山岳会員の話では、深さは5m前後あるらしい。暫し熱さも忘れて休息した後、再び出発。我々の目的地は、更に更に上流にあったのだ。

■ともあれ、腹が減っては戦はできない。滝巡り最高の楽しみは、豪快な滝を見ながらの宴会だった。山岳会員の隊長自らが打ってくれた手打ちソバ。もちろん自家製の蕎麦粉100%。ウド。タラの芽。ウルイ。等の天ぷら。源流の冷水でいただく冷やしそうめんの味は、それはもう格別でした。
天狗滝
天狗滝


安らぎの天狗滝。



サンショウウオ
誰が撮ったかピンボケだよ! 「赤滝を極める」

■雄滝までは、登坂ルートが有るので何とか来られたが、是からが大変な苦労を強いられた。雄滝の高さは50mでも、その尾根を越えるには100m以上もの高巻きをしなければならなかった。私は自分のザックだけだったが、TVクルーは高価なカメラと音声機器を背負子に縛り付けて移動していたのだ。

■女子アナわか菜ちゃんは、黙々と男性陣に遅れまいと奮闘していた。既に道らしき跡も無く、山岳サポートの後ろに着いていくしかなかったが、危険な箇所ではザイルを張って命を確保して頂いた。雄滝から歩いて1時間半ほど過ぎた辺りで、天狗滝(約50m)にようやく辿り着いた。この滝は、二段の滑滝になっていたが優雅な滝でした。ほっとしたのもつかの間で、最終の滝を求めて再び遡行を開始。40分ほど渓流サイドをへずりながら進むと、豪快な赤滝が見えてきた。赤滝と言っても赤い訳ではなく、花崗岩が中央に突き出して滝が二段になって流れ降る独特の滝だった。
多分、朝日が岩にあたると赤く見えるのかも知れない。私たちの目的は、滝巡りだけではない。阿武隈川の源泉となる湧き出しを見つけることに有る。
しかし、既に6時間以上歩き通している為これ以上進むには危険が有ると判断。この日は此処で撤退する事にした。
大黒屋に戻った時間は、既に暗闇が迫っていたPM:7:00。10時間以上歩き詰めた旅の疲れは、由緒ある岩風呂温泉で疲れを癒しました。

次回は、那須連峰尾根から下降するルートを見つけて再挑戦する事にした。
そこが、トンでもない場所だとは誰も知らなかったのです。
KFB撮影スタッフ 福島放送。「阿武隈川紀行」ロケ班奮闘記。  ◆ガサガサ隊プロフィル
ファイト兄弟?
ファイト野郎と
元気娘。
過激な取材スタッフ。
撮影機材を背負いながらザイルワーク。
阿武隈川の源流はやはり手強かった。
何処まで行くのかガサガサ親子?
ガサガサ親子?は何処まで行くのだろうか。
阿武隈川の流れと共に、珍道中が続くでしょう。
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大黒屋温泉。 阿武隈源流遡行データ。往路取材込み約12時間。

阿武隈源流:甲子温泉大黒屋(AM:6:00出発)
雌滝ー雄滝ー天狗滝ー赤滝。
交 通 :東北道白河ICからR289経由甲子温泉。
駐車場 :甲子温泉手前。
岩風呂