冬 工房 |
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<陶皿に苔の大地> ■大きな陶皿に、苔生した石を配置して「山シダ類。サンゴ樹。赤松。ユキノシタを植え込む。土の表面は、全て苔で覆う森の世界をイメージしています。 ■皿の大きさに、マッチした石を探すことから始まる。私は近くの川沿いから拾ってきます。左右どちらに配置するかは、自分のお部屋から見る向きに合わせます。 ホームセンターのガーデニングコーナー等では、軽石を加工して天井部に穴を掘り植え込んでいますが、余りにも人工的で情緒がありません。自然なままに定植する事によって、お部屋の中に香りが漂うのではないでしょうか。 |
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<春を待つ心> ■ルームガーデンは1年中楽しめますが、私は冬場だけ窓辺に飾り付けします。特に、山暮らしだからそうなるのかも知れません。何故なら、厳しい冬を乗り越えるには、春を待つ心境が大きく反映しているのではないしょうか。 ■大皿の左に、ナズナをメインに添えてみました。 春の七草ナズナだが、野の中に埋もれていればただの雑草。でも、鉢に乗せてみると、けなげに白い花をつけている。これほど春を待つ野草として、最適の草花ではないでしょうか。 ■苔石の山頂付近に、ユキノシタ二本を配置。根元に、粘土を混ぜて定着させる。そして、目の詰んだギンゴケに水分を含ませてからカバーリングした。これによって、水を補給しても保水力が維持されます。 ■山シダは、枯れた葉をカットしてから植え込みます。 窓辺に置く浅いコンテナは、根張りも必要としない3ヶ月ほど鑑賞するプランターです。根元は、乾燥を防ぐために苔で覆います。これは全ての植木に対して処置するといいでしょう。 ■写真の大皿は、近くの焼き物工房から頂いてきた物ですが、使用しなくなった大きな受け皿なら何でも役に立ちます。 皿の下部には、赤球土や鹿沼土を敷きます。その上に、腐葉土やプランター用土を適度な高さに盛り付けます。 仕上がったら、多めに霧吹きで水分補給して下さい。 ※写真拡大 |
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という訳で、手短にあるハーブをプランターに寄せ植えしてから、ウッド調コンテナにしてみましょう。 ■ハーブマテリアルは、小振りの苔付き石とフェンネル。アップルミント。スペアミント。カモミールの4種類です。 苔は、スナゴケ。シノブゴケ。ギンゴケを使用しています。 ■プランター底面には、鹿沼土を敷き詰め用土を上乗せて丘陵を作る。 写真のコンテナは、アップルミントの株を中央に配置して森をイメージしています。左手に丈の低いフェンネル。傍には苔石。右サイドには蔓状のミントを懸崖に植え込んでます。 ミントの森の山麓には、カモミールを広げて植え付けてます。 コンテナは、幅5cmの板をカット。底面はシナベニヤ。薄くスプレーでカラーリングしています。 |
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