「南会津会津芦ノ牧温泉」

 会津芦ノ牧温泉の開湯は、約1200年前とされている。
江戸時代になっても、近隣の人が利用するのみの温泉であったが、明治35年に温泉郷に道路が開通したことにより温泉地として近隣から湯治客が訪れるようになった。
現在では、大渓谷沿いに多くのホテル旅館が立ち並んでいる。会津大川(阿賀川)を見下ろす露天風呂。数か所の源泉(硫酸塩泉60度前後)。流しっぱなしの豊富なお湯の量と、湯気が立ち上る熱い湯が特徴です。

2019年2月11日。
この日は大寒波到来で、福島県中通り郡山市内は道路が凍結していた。
郡山市役所前さくら通りから、長沼町を経由してR118。天栄村を抜けて、大川に掛かる橋を超え約一時間でR121と交差するT字路にでた。右は会津若松方面。左は下郷町湯野上温泉に至る。芦ノ牧温泉方面は、大川ダム下流域あるので右折。トンネルを過ぎて直ぐに信号交差点があり、両側が芦ノ牧温泉郷である。
この信号を右折して、約5分。断崖に沿って建てられた「新湯」が左手にあった。なんと!フロント玄関が6階部分にあたるのだ。と言うことは、岩場の露天風呂は一階になる。




以前、膝を打撲した後遺症があり、厳寒期になると痛みが増してきます。今回は、一日ながらの日帰り湯治でも、高温泉は治癒能力効果があるので、芦ノ牧温泉を選定しました。中でも、昔ながらの一軒宿。ここなら車の騒音もないし冬場でも絶景なので、新湯旅館に来ました。
連休中だったので、県外ナンバーの車が駐車場に並んでいました。フロントで、浴場案内を聞いてから、さっそくエレベーターで2回まで降りてから、一階までは階段。露天風呂に直行。この宿の温泉は初めてでしたが、何んと!浴場の天井樋から源泉が降り注いでいるではありませんか!ちょっと手を出してみたら、熱い!!そうなんです。新湯の近くに源泉があり60度以上の高温のまま流し込まれているのです。冬場でも、露天風呂内は快適な43度前後の泉温になっていました。僅か5分も絶たない内に。膝の痛みが和らいできました。血流が良くなったところで、そっと揉みしだきます。





露天風呂入り口にある内風呂大浴場にも入りました。
泉温は高めで、泉質は硫酸塩泉なので汗が噴き出してきます。こんな時には、身体に負担がかかりますので、長湯せずに一休みします。15分ほど休憩してから、再度入浴して大浴場から露天に戻り、頭寒芯温(頭冷やして身体温度を保つ)効果を維持します。こうすれば、高温に何度入浴しても湯あたりが防げます。露天風呂から、内湯大浴場まで堪能致しました。
お宿は古いけれど、高温泉だけは筋肉疲労から関節炎まで効能抜群です。
新湯は少人数家族営業なので、お食事などは全て女将さんの手料理です。郷土食豊かな会津の味をお楽しみください。



立ち寄り湯入浴時間
料金:大人:650  小学生:300 小学生未満:0
利用時間:12:00~15:00。

新湯ご利用案内:【お食事】一泊二食付き
素泊まり。朝食付き。
お食事無しでの宿泊も対応させて戴きます。
内容】:収容人数44名 総客室数:12部屋 和室(全室トイレ付)
チェックイン時間:15:00~チェックアウト時間:10:00
無料駐車場:有
【サービス内容一覧】
温泉:源泉かけ流し、足し湯や加熱循環は一切しておりません。
露天風呂:男女各1ヶ所。浴場利用:深夜0:00まで。
一人宿泊:平日のみ可。
芦ノ牧温泉駅まで送迎あり。16:30、10:00の1日2往復。
予約時にお申し付け下さい。
 
 
  お問い合わせ先】
〒969-5147 福島県会津若松市大戸町大字芦牧峠516
TEL:0242(92)2301

●詳細は:るるぶトラベル

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福島の旅 取材記者:yoshio.w