新潟県関川村大石川  







夏の大石川◆夏の大石川
東北地方の道路網は、ゆっくりでは有るが毎年拡充している。そのためか、内陸部の不便な渓流の聖域も無くなりつつある。

そんな中、新潟県関川村にある大石川に旅をした。この周辺には、三面地区の猿田川。胎内周辺の山岳渓流がある。20年程前には、好んで源流遡行したものだが、今では里川の平地を流れる清流で、フライフィッシングを楽しむだけとなる。


詰まりは年老いたわけだが、それだけスローモーな時間が経過するようになった気もする。
このフィールドは、大石ダムから流れ下り荒川を経て日本海に流れる。その流れは、川幅約50メートル。
護岸はコンクリートだが、葦が群生した中州があり曲がりくねった流れ(川幅訳30m)がある。

アンディー流れの特徴は、水質は極めてクリアで、水深は最深部でも1m程度しかない。フライフィッシングには最適な川といえる。だが、いつ行っても15cmぐらいの山女しか釣れないのだぁ〜!
◆いつも一緒にお供するのは、アンディーちゃんだ。
オンナノコではあるけど、 列記とした狩猟犬セッター種だ。泳ぎが得意なため、キャストする前に犬掻きでポイントを荒らしてしまうから、河原ではいつも喧嘩だよ。
今回は、ヒットした山女魚目掛けて突進された。
撮影もそこそこに、直ぐにリリース。俺の!じゃなかった。
私の獲物よ!とばかりに怒っていました。
ヤマメがヒット◆今回使用しているタックルは、ORVISセブンスリー7F#3スーパーファイン。ラインは一般的な3MウルトラDTだが、このロッドのローモディラス(軟調)アクションは、ラインのウエイトをグリップに感じながら押し出すようにキャストするのがベストだ。

バックスペースが無い場合は、ジャンピングシュートでドライフライを一発で乾かし(フロント)、ランディングさせる事ができる。ドライフライをセッティングした時には、決してロールキャストはしないで欲しい。

このキャストを実践させるには、必ずVループキャスト(先端1cm後角幅ループ30cm)をマスターして置くといいでしょう。ロールキャストに似ていますが、ワンシュートで完璧に水分を弾き飛ばしてくれます。

いつもの堰堤◆上流部に、小さな堰堤がある。
昨年の釣行では、ここで26cmのヤマメをヒットさせた。小さいようだが、私にとってこの川では、悲しくも最高のサイズなのである。

今年もと意気込んで、ファーストキャスト。
ところが、なんの気配も感じられない。その魚影も無いのだ。付近には、釣り人の姿も見えないのにと思っていたら、数人の子供たちが藪から現れた。なんだぁ〜これは!

子供達の、夏の川遊びと言ったら魚捕り。
水中眼鏡を掛けたその手には、しっかりとヤスが握られていました。
因みにここは、キャッチ&リリースのフィールドなんですけどね。でも、これが本当の川遊びの姿なんですよね。

ヤマメとアンディー<昨年、ここで一緒に撮影したアンディー君は、今は居ません。>
そっくりな顔をしていますが、写っているのは去年のアンディー君ではありません。妹です。
どうしても止むを得ない事情がありまして、可哀想ながら別天地に旅立ちました。その思い出の同じ場所に、今回連れて来たんです。


ヨシ爺とアンディー君◆ヨシ爺とアンディー君。
同じ場所に立ちますと、02”アンディー君との思い出が蘇ります。
今頃、別天地で暴れまくっている事でしょう。