<山形県小国町>    荒川渓流Flyfishing。
荒川Fly casting

「白い森でキャンプ&フィッシング」
山形県朝日連峰の麓に、白い森の国で知られる小国町五味沢地区がある。荒川の源流となる山村だが、広く開けた平地が多く清流の流れも緩やかで、アユ釣りのメッカとなっている。

◆米沢市から、R131を新潟方面に約1時間ほど走り、小国町駅前から右折して五味沢部落までは更に30分ほど要する。この辺りから、荒川の妖精ヤマメが飛び出してくるが、上流域と支流の石滝川は天然イワナの宝庫でもある。
民宿住の栄屋で、釣況を聞きながら入漁券を購入。
F3番Fロッドに、ホワイトカディス14番をセット。
アブの居る上流を避けてオートキャンプ場手前から入渓。
フィールドは、比較的フラットな流れで川幅30m程ある。




「ヤマメの棲家」
荒川ヤマメ
ヤマメは、陽射しを好む。
障害物など関係なく流芯サイドに待機(餌待ち)している。
リバーサイドの葦際から攻めてみたが、中型(
20cm)のヤマメばかりが連続ヒット。型はイマイチだが、フライにアタックするスピードは速いからスリリングだ。

◆キャンプ場に近いカジカ橋付近で、ビッグサイズをフッキング。
寄せに入った途端に、ティペットがプッツン。小さなヤマメばかりを相手にしていた気の緩みから、キンク(結び目)を確認しながら放置していたためだった。河川沿いに、車道があるから休憩しながら車を移動。夏場の遡行は、気温の上昇と共に体力が勝負でもある。大きな堰堤を越えて、上流に向うと直ぐにベストポイントに遭遇。

◆1m程の落ち込みがあり、両サイドに流れがフレア(展開)している。
ファーストキャストは、水量がある左側にS字キャスト。(ラインの弛みをS字型)大きなブナの木陰は薄暗かったが、白い魚体がバシャリと反転した。そのタイミングは、スローモーで確実だった。
しかし、フッキングする事も無くフライだけが空しく飛んできた。

もし、フライにタッチしていなければ二度目のチャンスは必ずある筈だ。
数分後、再び同じポイントにシュート。今度は、フライが着水したと同時にライズ。テールウオークを楽しみながらネットの中に。その山女魚は、体長
25cm。鮮やかなオレンジ色の帯を締めていた。
カジカ胴■夏場の渓流では、防虫剤を必ず携行すること。
白い森のオートキャンプ場は、リバーサイド(荒川)にあり
設備(キッチンから温泉)も完備。ファミリーでも安心。

FFビギナーには、障害物もなく最適なフィールドですよ。

※中流域で見かけたカジカ胴仕掛け。
■小国町漁協所属。民宿住の栄屋0238:67:2142
■白い森交流センター(宿泊)0238:67:201

マタギのいでたち。■旅随想
<五味沢地区には、昔かたぎのマタギ伝説が今も生きています。>
マタギとは、山間に生きる人々が糧とした暮らしと季節折々の仕事です。
春には、ゼンマイやワラビ等の山菜類。夏はイワナ釣り。秋にはキノコ類。
そして、冬から早春に掛けては獣を狩猟します。
Link

小国町漁協0241:67:4555
日券:
アクセス:東北道飯坂IC〜R113経由約2時間。