「05”5.10 山形県最上町。小国川&白川 FLYFISHING赤倉温泉郷組合。
春の白川■春を追いかけて小国川FF旅。(山形県最上町)
日本列島を北上する春を追いかけて、東北道郡山ICから宮城県古川ICまで
2時間30分。R47を経由して、鳴子温泉を一気に抜け山形県赤倉温泉に向かった。その所要時間は、3時間40分のロングドライブ。

別に、温泉を楽しみに奥羽山中に向ったのではない。
小国川上流に位置する、赤倉渓谷の岩魚を狙っての釣行旅なのだ。
この時期、ブナの芽吹きと共に越冬岩魚が瀬に出てくる。
例年なら#
14番アダムスフライを送り込むと、ポイントごとに黒い魚体が躍り出る。その筈だったのだが、今年のシーズンは、桜が開花しても気温が上がらず半月以上遅れていた。渓谷には、数mの残雪があり芽吹きが始まったばかりだった。赤倉温泉付近で、30分ほどトライしてみたが、ヒットの気配なしと見て平地である最上白川に移動。



峠道 
■宮城県と山形県を繋ぐ北羽前街道R47。
中山平温泉を抜ける辺りが最高峰となる。
5月も半ばだと言うのに、芽吹きが始まったばかりだった。
この日の天気予報では、小雨が降るかもと心配したが時折晴れ間も覗いて先ず先ずの旅日和。
しかし、釣況が悪くなるに付け暗雲が...

■中山平付近では、あちこちに源泉からの水蒸気が立ち上がっている。
鳴子温泉。鬼首温泉。秋の宮。中野平温泉。瀬見温泉。そして赤倉温泉とまさに温泉郷だ。


fly casting


■法田橋近くの、熊撃ち猟師?さんの家で入漁券
1,000円を購入。
最近の釣況を聞いてみた。何と、雪代水が多いとの事。
又もや暗雲が漂ってきた。ドライフライをメインにセレクトしてきたからだ。

法田橋から、三つ目の堤から入渓。
水量は多いが、透明度は問題なかった。水温が5度なので、リーダーティペットは6Xに下げて、フライサイズは#
16番チェックメイトをセッティング。

水深70cm程の流速あるポイントを狙ってみたが、さすがに流芯でのライズは無い。
次に狙ったポイントは、カワヤナギの淵際をアップキャストしてブッシュに潜むトラウトを誘う戦法に変更した。


これが奏したのか、初ヒットは20cm級の岩魚だった。
4つ目の堰堤下でも、3匹目は山女魚がヒット。しかし、どれも同じサイズ。
もうちょっとデカイ魚体がヒットしないと写真が撮れない。取り敢えず、春の光を浴びた山女魚の姿態を撮影。

小さな堤の下流に、小さなポイントを見つけた。
又小物だろうと思いつつキャスト。反応が無い!セカンドキャストもノーアクション。
これが最後と淵際ぎりぎりにシュートしてメンディングした。その途端、バシャリとライズしたからこちらの方がビックリ!
その反動でヒットしてしまった。これがほんとの向こう合わせ。誰も見ていなかったから、良かったよ。次の堤を乗り越え、河原に這い上がったら、其処には足の踏み場が無い程コゴミの群生地帯があった。

コゴミの群生
■これまで何回と無く白川に来ているけど、こんなに凄いコゴミの群生を見るには初めてだ。
やっぱり季節は遅れていると感じた。

コゴミ
■釣りもいいが、
今日はちょっぴり不満足な気持ちを切り替えた。
トラウトはC&Rだけど、さっそく一食分だけのコゴミをゲット。最上FF旅は、フィッシングベストのポケット一杯の幸せで終了しました。

アクセス:東北道古川ICからR47経由最上町。小国川漁協:0233-32-2892(コンビニ購入可)日券:
■赤倉温泉旅館組合:0233:45:2001