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アブラナ科の多年生水生植物です。西洋わさびと区別するために”本わさび”と呼ばれます。夏涼しく冬温暖な山地の沢に生え、水温が10度から17度の範囲でないと育ちません。 また水質(酸性かアルカリ性か、含まれているミネラルの割合など) などの条件が合わないと生育が悪くなったり病気になったりします。 収穫までに3〜4年かかる割に採れる量が極めて少ないので、どうしても貴重品になってします。本わさびの中でも、品種改良によって畑でも栽培できる品種もあります。 実際には沢沿いの傾斜地や山林の木の下で栽培されている事が多いようです。 成長も早く、18ヶ月で出荷されます。これらは畑わさびと呼ばれています。 (それに対して沢で栽培されているものを沢わさびと呼びます。) 栽培の歴史:1600年頃、静岡県の有東木(うとうぎ。安倍川の上流で現在は静岡市) で村の人が沢に生えていた野生のワサビを栽培してみたのが始まりと言われています。1607年に徳川家康が 駿府城に入場した際にワサビを献上した所、大変気に入って栽培を奨励し、また有東木から門外不出としたそうです。 「ワサビの葉(写真下)が徳川家の家紋の葵(あおい)に似ているために保護した」という話もあります。しかし1744年に伊豆天城山の住人である板垣勘四郎が有東木にシイタケの栽培を教えに来た時に、 お礼にと有東木の庄屋が弁当箱にワサビの苗を忍ばせて渡し、それが天城山のワサビ栽培の発端になったという話です。 通常は根茎を利用しますが、葉、茎などにも同じ辛味成分があります。 茎はわさび漬け、根から分かれて生えているヒゲ根は練ワサビの原料にされます。 3月〜4月にだけ出まわる花わさびはワサビの花茎で、天ぷら、お浸しにします。 成分:辛味の成分は揮発性のアリル芥子油(がいしゆ)です。根や葉の細胞にシニグリンという物質が含まれていて、 すりおろして細胞が壊れるとミロシナーゼという酵素の働きで分解されてアリル芥子油になります。 調理:「ワサビをおろす時は目の細かいサメ肌のおろしで、頭(茎)の方から練るようにすりおろす。」と言います。 これは、きめ細かくおろして細胞に含まれているシニグリンがなるべくたくさんミロシナーゼに触れるようにするためです。 金気を嫌うので、金属のおろし金を使う時はすった後すぐに別の容器に移すようにしましょう。 頭(茎)の方からおろす理由は、茎に近い部分の方が辛みが強く香りも豊かだからです。 保存する時は、ぬらした新聞紙に包んだ上からラップして冷蔵庫に入れれば一ヶ月は保存できます。参照:食材事典 |
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◇峠道のお土産。 林道を歩いていると、樹木に絡みついたアケビの蔓がたくさんあります。 これらを少し採取して、フラワーバスケットを創ろうと思った。例年なら、冬の間に沢山採取して、春のガーデニング教室で使用するのですが、今年は仕事の都合でストックが余り無かったのだ。細い蔓は、採取するのに手間が掛かり大変だけど、一番重要な素材なのです。中ぐらいのものは、ボディー材にし使用。太い素材は、持ち手や装飾に使います。ツル素材には、ヤマフジ。山葡萄などもありますので揃えて置くといいでしょう。(道路端なら問題は無いと思いますが、山林内に立ち込んで採取するには承諾が必要な事もあります。) ◇疲れた体を癒すには、やっぱり温泉が一番ですよね! てな訳で、近くののんびり温泉に突撃!?? まぁ! 其処までは元気がありませんでしたので、軽トラックに跨っていってきましたよ ※2010年まで住んでいた山小屋 |