「花見山公園の歩み」
■江戸時代の末期あたりから、昭和25年代頃までは全国的に養蚕産業が盛んだった。福島県内でも、阿武隈山地から中通り地方に至るまで桑畑が広がっていた。特に伊達市梁川町は「蚕都梁川」として有名。花見山公園のある福島県福島市の渡利地区も、同じく養蚕が盛んな地域でした。その地域で、花見山公園のオーナーでもある阿部一郎さんの先代は、養蚕を営んでいたそうです。
昭和30年代に入り養蚕景気も過ぎて、桑畑を耕作する農家も減ってきた。阿部一郎さんの先代が、山に生えている花木を売りに出したら、生け花などでニーズがあったそうです。そんな事から、雑木林だった現在の花見山を開墾して花木を植え始めた。これが、現在の花見山公園の歴史といわれる。山を開墾しては、花木を植え続けた。雑木の山は、苦労の末に花が咲き誇る山に変わっていった。
■昭和34年「花見山公園」と命名して、山を公園として開放することを決めました。現在では阿部さんが育てた花見山に、全国から20万人以上の人々が訪れます。
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「2月13日」
■例年に無い暖冬の陽射しに誘われて、花見山にウオーキングしてきました。
花見山公園は、福島県福島市の渡利地区にあります。福島市の市街地から東に約5km。花見山公園は、2月のロウバイ。3月からの梅。花桃。ヒガンザクラ。ソメイヨシノ。ヤエザクラ。レンギョウ。ボケ。モクレンなど、季節を追いながら様々な花が咲き乱れます。新緑期と重なり、山全体が心を癒す彩で迎えてくれます。もちろん、花見山だけの景観では御座いません。周辺の里山全体が背景にあります。
■公園と名前はついていますが、実は一般的な、公共的公園の意味合いではありません。この場所は、花木団地として形成されているのです。だから、花木は全て販売目的の商品なのです。大切な自分の畑に「花見山公園」と命名して無料で開放しているのは、この公園のオーナーでもある阿部一郎さんの御好意だったのです。だから、ポイ捨てゴミなどは絶対にしてはいけません。穢れのない花のように、花見客も上品で行きましょう!
訪れたのは、早春の走り??でも、ロウ細工の如く華麗なロウバイが満開でした!目的はもう一つ有りました、花見山頂上から眺める吾妻小富士と吾妻連峰を撮りたかったのです。
「ロウバイ」
■花見山の見頃:2月〜3月上旬。
ロウバイ(蝋梅)は、まだ雪が残る寒い時期に黄色い花を咲かせます。
花見山公園ではソシンロウバイも見ることができます。ロウバイは花びらが黄色で中央部が暗紫色。ソシンロウバイは、花全体が黄色という部分で見分けることができます。
ロウバイ(蝋梅、唐梅、Chimonanthus praecox)は名前に梅がついているためバラ科サクラ属と誤解されやすいが、ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。1月から2月にかけて黄色い花を付ける落葉広葉低木である。ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種がある。唐の国から来たこともあり唐梅とも呼ばれ、中国名も蝋梅であったことにちなむ。別の説では花被片が蝋細工のようであったことからそう呼ばれる。花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を、薬として使用することもある。(ウィキペディア参照)
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福島市街と信夫山 |
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■これからの花見山は、3月にはいると梅。花桃。ヒガンザクラ。ソメイヨシノ。ヤエザクラ。レンギョウ。ボケ。モクレンと咲き競います。
今後も、最盛期の前に訪れて情報をUPしていきたいと思います。 |
交通 |
●JR福島駅下車〜福島交通バス渡利循環〜花見山入口下車徒歩約25分。
●桜開花の時期には、福島駅からのシャトルバスを御利用ください。
●車…福島西I.C・福島飯坂I.C〜約30分。4月からは花見山周辺は渋滞します。 |
花見山公園
料金:無料。 |
問合せ先 |
●福島観光協会 TEL 024-525-3722 |
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※信夫温泉ご利用のお客様10名様以上の場合には、福島駅からのマイクロバスによる送迎もOK。(要確認予約) |
●福島県福島市桜本字木通沢4番地 ●信夫温泉のんびり館。TEL:024-591-1212 |