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初秋の熱海温泉と岩魚が棲む渓流「石筵川」(福島県郡山市磐梯熱海)
■福島県中通り地方。残暑となってもまだまだ夏本番です。中通りとは、みちのく白河の関から、奥羽街道と奥州街道とが分かれる福島市国見までを称する。その名の通り、東に見て阿武隈山地、西に見る奥羽山脈との狭間にある。その中央には、那須連山から宮城亘理まで流れる阿武隈川がある。
石筵川は、安達太良山麓南斜面から五百川を経て阿武隈川に合流する。磐越道熱海ICをチェックインして、僅か数分足らずで渓流に立ち込める最速のポイントでもある。この付近には、中ノ沢温泉と熱海温泉があるから、渓流遡行の疲れた帰りには宿泊はもちろん、立ち寄り風呂も楽しめます。
■磐越道熱海IC高速道路の真下を横切る渓流。石筵川の下流域だが、この付近には山女魚と岩魚が生息している。夏場でも水量は安定しているので、大きな岩裏のアンダーゾーンをターゲットポイントにして岩魚を狙う。明るいオープンフィールドには、山女魚が瀬に出ている。FFタックルは、ブッシュ用の7FDT3番フロート。リーダーは、9F5XでOK。セレクトフライは、パラシュート14番からカディスタイプ12番。山イナゴも発生しているから、ハンピーフライも面白い。
この周辺は、河原もあるので、遡行も樂で特に危険箇所もない。20cm級の岩魚が多いのだが、時には 大物にも遭遇するチャンスはある。高速道路の架橋下から入渓して、約二時間ほどでグリーンライン入り口付近大堰堤につく。ここまでが半日コース。更に上流は、本格的な山岳渓帯となる。
●「道草」:磐越道磐梯熱海ICを右に曲がると直ぐに、木造十一面観音像(中ノ沢街道)と標がある。何処の峠にも、出口入り口には石仏地臓があり、旅人の安全と厄を払い除けるものとする。十一面観音像は、安達郡33観音霊場代29番札所。古くから人々の信仰が続いている。高玉観行院。現住吉観音堂の御木尊として安置されている仏像である。
●郡山の奥座敷として人気の磐梯熱海温泉。石筵川から5分の距離にある。大型ホテル。個性的な旅館。宿泊はもちろん、最近では立ち寄り湯として日帰り温泉客にも人気がある。お勧めは、磐梯熱海温泉・紅葉館きらくや。コース料理。宿泊についても、お客様が気軽に選べます。
お宿案内詳しくはTEL:024-984-2130(8:30〜21:30まで)
※最新情報要確認●阿武隈川漁協管轄
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