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Gardener ヨシ爺 World 
竹と野草の和風アレンジメント。 
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竹と野草アレンジメント■和風飾り。
冬厳しい東北地方でも、3月に入りますと日増しに暖かく感じられます。里山の雑木林の中では、フキノトウやシュンランの可憐な蕾が既に膨らみ始めているんですよ!

山小屋の敷地内には、スミレや一輪草などの野草が沢山自生していますので、竹と苔をマッチングさせて室内飾りをアレンジメントとして楽しみます。



■素材:真竹。アケビ蔓。
フキノトウ。ヤブラン。しのぶ苔。スギゴケ。銀ゴケ。シュンラン。ショウジョウバカマ。
敷き土:落ち葉などの腐葉土を主体に配置。
金具:ノコギリ。木バサミ。ナタ。ドリル。
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■創作開始。
◇ガーデニングに、いい季節となりましたね。
と言っても、お庭だけがガーデニングスペースとは限りません。
自分のお部屋に帰った時、いい香りが漂っていたり自分の森があったら、きっと心が癒されるでしょう。そこで今回のアレンジメント教室は、竹を使用した野草と苔のアレンジメントを楽しみます。(森とは、自分だけのオアシスを育成する)


今回の教室に参加して戴いたのは、お友達同士の女性8人組。
アウトドアスポーツ大好きとか。でも、ガーデニングはみんな初めてなのだそうだ。


◇最初の工程は、好みの竹(太さや長さ)素材を選定したら、どんなふうにカットするかだ。
カットとは、竹の上半分を切り込んで植え込みスペースを造るのだ。これが又、女性にとっては大変な作業になる。
何しろ、殆どがノコギリなんて使った事が無いから!
それに加えて、普通の真竹ではなく孟宗竹(食用タケノコ)だから肉厚が倍以上厚く硬いのである。
何度も手を貸そうかと思ったけど、みんな頑張り抜きましたネェ〜。
その根性に惚れこんで、俺も時間を忘れて入れ込んでしまいました。

何を植えようかぁ〜!
■ンーん!!中々うまく行かないよぉ〜
◇次の工程は、持ち手を創作する。
これは、竹の両サイドに持ち手用の蔓をレイアウトするのです。
蔓は、自然のアケビ蔓と山ブドウ蔓を使用しますので、1本毎に素性があります。この蔓素性を活かしながら、相性の合う別の蔓に絡ませて持ち手を作るんです。これは製作者の個性がアレンジメントに表現されますから、似たようなものが合っても同じものは絶対にできません。

◇植え込みには、バランスが大事です。
背丈の高いもの(シュンランやショウジョウバカマ)は、バックサイドに落ちつかせる。足元を賑やかにデコレーション(スミレやイチリンソウ)すればいいでしょう。
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何でも植えちゃい!◇次の工程は、野草を苔で包み込みながら植え込んでいきます。
このときが一番、楽しいようでしたね。苔を無造作に張り付ける方。何本もまとめて植え込む方といろいろ。ここでちょっと待った!!何でも植え込めばいいってもんじゃない。

野草の高低差。つまりレイアウトが大事なのだ。
どちらから見る時間が多いのかで、キーポイントになる野草の配置が換わってくるのである。やはり、見た目は奥手にハイブッシュ(背の高いもの)を植え込んでから、手前にローブッシュを寄せ植えしていく。

今回用意した野草は、ハイブッシュに春蘭とインレイソウ。ローブッシュにはスミレとコゴミ。イチリンソウ。そしてスギゴケと銀ゴケ。植え付け苔は、シノブゴケを使用。






◇ようやく完成しました。製作時間は、約4時間も掛ってしいました。でも、満足のいく大作でしたよ。

■玄関先や窓辺に飾れば、日増しに育つ楽しみと春の匂いが楽しめるでしょう。