「C&Rフィールド環境」
トラウト禁漁が間近に迫った先日、郡山から東北道をひたすら北に向かった。今回の旅は、宮城から秋田に峠を越える渓流旅。
築館ICをチェックアウトして、山。川。湖。の山里である花山村に向かった。仙台藩から、秋田藩に通じる花山越えの番所が寒湯御番所と呼ばれていました。その風情は、今も現存されており多くの観光客が訪れていた。
その横を通り抜けると、花山湖に流れ込む一迫川が現れる。花山湖に流れ込む本流域は、緩やかな流れが続く山女魚のポイントだが、アユ師が見えたので上流の湯治場から入渓。この辺りは、山岳渓流特有の大岩が折り重なりハードポイントが点在。水量は豊富だが、河原があるので遡行には問題ない。
佐藤旅館で、遊魚券と情報を得て堰堤下からキャストを開始した。FFタックルは、7Fショートロッドに#3番フロート。リーダーシステムは、9F5X。セレクトフライは、ハンピーパターン(甲虫)#14番。
オープンフィールド(瀬尻)を狙っていたが、ライズも無く魚影が見えない。プレッシャーが高いのかと、ティペットサイズを6X(06)に落として1時間程粘ってみたが敢え無くノーヒット。
納得が行かないまま、探り目で岩の淵から巻き戻すポイントにフライをシュート。一発で黒い魚がライズ。それは、見事に外れました。何せ、私の目線は別のフィールドにあったのです。夢をもう一度とばかりに、再度シュートを繰り返したが後の祭りだった。折りしも、頭上では雷鳴が鳴り響き空は真っ暗。
気を取り直して
、落ち込みサイドにブラウンパラシュートを連射。プレゼント攻勢に、ようやく一迫川の山女魚が迎えてくれました。ベストポイントだけを選びながら、足早にどんどん遡上する。二つ目の堰堤付近で、暗い空を夕暮れと間違えたのか、幸運にもライズを発見。セットフライを、視認性のいいローヤルウルフ14番に変えてバージンキャストを試みた。今度は、文句無しでストライク。
自分が描いたベストステージで、ラインがスローモーに飛びフライがランディング。
そしてVTRのように、イワナガ飛び出してくる。堪りませんネェ〜。
そんな独り善がりの気分を味わっていたら、何と撮影三脚を車の中に忘れてきてしまった。見上げる急斜面に岩魚を抱いた写真も撮れず、色男もガックリ。慰めてくれたのは、トンでもない目白アブの大群。白糸の滝架橋手前で、良型の山女魚をゲット。ヒットフライは、イワナ狙いのブリーチカディス14番だった。
この周辺は、C&R区間にも指定されているので、トラウトのプレッシャーはさすがに高いと感じた。
ヒットアクセスは、週末に限らず、先行者も居ますので、じっくり攻める事が大事となる。
俳優。菅原文太さんが子供の頃、川遊びをした故郷でもある。
釣りの疲れは、何と言っても風情溢れる佐藤旅館の露天御番所風呂である。
花山村漁業組合
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