橋上市場 甲子川 |
釜石港 ◆東北道北上ICから、R107を経由して約二時間半で釜石市に到着した。釜石市は、陸中海岸国立公園の中央に位置している漁業の町である。以前は鉄の町として栄えていたが、平成元年には全ての高炉の火が消えてしまった。 全国有数の水揚げ高を誇る港周辺には、美味しい魚介類を食べさせてくれるお店が沢山有ります。今回は、釜石港に流れ込む甲子川のアメマス(イワナ)を狙うつもりで旅をしてきました。 この河川は、流程はそれ程ないのだが大きな山女魚がヒットするフィールドとして人気が有る。早春期には、下流域の橋上市場付近でもアメマスが釣れるらしい。私はFFタックルしか持参していないので、上流部の銅泉地区周辺をキャストポイントに選定しました。 甲子川 FFフィールド。 ◆銅泉橋より少し下流から入渓。水量は少なかったが午前中だったので、小さな瀬のブッシュタ帯で小手調べ。ところがである。型は小さいが、どのポイントからもアメマス系イワナが飛び出してきたのにはビックリしました。 フライは、6Xテペットにオリジナルカディス#14番をセット。地元の友人と一緒だったが、何時もこんなにライズするのと聞いたら、有名河川のようにシビアではないと言う。 私達以外には、釣り人の姿も無く久し振りにのんびりと昼下がりのFFライフを楽しむ事ができました。甲子川には、過去3回ほど来ていたが、昔と全く変わっていなかった。 |
釜石の旨い物 を味わう。 こんな浅場でも イワナが飛び出 して来ますよ。 |
「ヒットアクセス」 ◆水深70cm程の、オープンフィールドに遭遇。流れが展開する瀬尻を狙ってみたが、ノーアクション。少し上場の、底石がチラチラしているアップストリームにシュート。パシャ!!CDCソフトハックル#14番に喰らい吐いたのは20cm程のイワナだった。 ティールウオークを楽しみながら、浅場に寄せてランディング。下腹部は赤みがかっている岩魚に似ているが、白いマークが鮮やかに残っているアメマス系イワナだと思う。 「住宅地。国道脇のポイント」 ◆R283の直ぐ傍を流れているのが甲子川だ。土手を登れば住宅が迫っていた。そんなフィールドでも、渓流魚が沢山生息している。海の魚介類が豊富なので、渓流釣りを楽しむ方が少ないのではと思ったら、結構FFマンが多いのだと教えられました。 上流部でいい思いをしたので、どんどん下流域に下がっていった。水質は凄くクリアで、底石の附着物も藻が生きていた。中流域は、水量があり岩場も多くなってきた。流芯が、大岩にぶつかり左右に分かれた落ち込みにフライをキャスト。 フライが白泡に巻き込まれて、一瞬消えた時ロッドティップに感触が。何気なしにソロッとロッドを持ち上げたら行き成り引き込まれてしまった。半信半疑ながらも、反射的にフックアップしたらリーダーティップがぶち切れた。果して今のは何だったんだろうか。 下流でトライしていた友人に後に聞いたら、多分尺山女魚だろうと言う事でした。それとも、サクラマスだったりして!逃げた魚は、トテツモナクでかくなるからね。 「ヒットフライ」 ダッククイルのホワイトでウイングを作り、ホワイトハックルでしっかりファイバーを起たせたWホワイトフライが良くヒットした。ボディーのリブには、ピーコックハールを使用。 |
「面白フィールド。」 「ヒット&リリース。」 ◆まさに是の連続でした。最後には、さっき離したイワナが又釣れたのではないかと思うほど釣れました。其の殆どが20cm以下。余り魚が居過ぎて大きくなれない?そんなことはないと思うけど、いつまでも残って欲しいフィールドでした。 ※入漁料については、国道沿いの釣具店にお問い合わせ下さい。 |