「押立温泉さぎの湯」
磐梯山の麓にある押立温泉は、160年前に開業した温泉です。昔は湯治湯として、県内外から多くのお客様が来ていたそうです。その当時は、現在使用している無色透明な単純泉ではなく、赤茶けた硫黄泉でした。昔は薪などを利用した沸かし湯だったそうですが、昭和に入り観光客が増えたこともあり、石油ボイラーを施設したそうです。
しかし、源泉の硫黄泉が災いして機器の故障が絶えず、僅か5年ほどで使用不可能となるそうです。それでも、温泉湯治には泉質効果が高かったので続けていたそうですが、押立温泉上部に位置するリゾートホテルからの引き湯が可能となり、二軒ある旅館が単純温泉を利用しています。
この源泉は、塩分が高濃度なので温まるのが早く保温性が良いために、関節疲労回復には最高です。私も手指の関節が固くなっていましたが、この温泉に入るようになってからは入浴するたびによくなっています。
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「単純高温泉」
昭和50年代初期までは、安政年間に開湯した硫黄源泉が、薪焚きにより加熱使用されていましたが、ボイラー加熱となった50年代中期からは、硫黄泉が強いため数年で機械設備が使えなくなりました。現在は、上部に位置する猪苗代リゾートからの源泉引き湯となっております。
単純高温泉は、ナトリュウムイオンが強く保温性あります。
泉質には特異な癖がなく、何方様も安心してご入浴戴けます。特に、関節の強張りや関節リュウマチなどには、絶大な効果があります。
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「昭和浪漫湯治部屋」
豪華な温泉ホテルの休日も楽しいですが、何かと喧騒が多いホテルでの宿泊では、心身共に疲れを癒す保養とはなりません。どうして山岳高山地や森林の中に信仰の地があるのでしょうか。それは、誰もが自然の中に回帰することでリセットできるからだと思います。先ずは、命ある者全てが初心に帰るべき所なのです。
所説はこれぐらいにして、温泉療養は観天望気が癒してくれます。
真冬の厳寒期は雪の舞い。時には、荒れ狂う吹雪の世界。春には、ウスバ白蝶が愛の告白。六月には、源氏蛍が宿の外に明かりを灯します。夏はいっぱいの太陽を浴びて汗を出す。晩秋は、哀歌の唄で歳忘れかな。
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「温泉疲労を取り戻すお食事」
温泉湯治と言っても、日に何度でも入浴OKとはいきません。
何故なら、深度70cm。泉温40度以上の湯船に何度も入るということは、大変な疲れを身体に残すことになるからです。深度70cm内では、風船も破裂します!それだけ筋肉や関節が圧迫されている訳です。
泉温が40度以上なら、15分以内の入浴が目安となります。
先ずは右側(心臓を外す)から掛湯して、足湯。腰湯。それから全身浴をします。額に汗をかき始めたら、湯船から一度上がって呼吸を整えます。さっと身体を新水で流し(シャワー等)てから再入浴します。露天風呂があるなら、季節に関係なく「頭寒芯温」の為に入浴をお勧めします。
つまり、のぼせ防止のために心温め頭を冷やして、安静な静脈に戻します。
絶対に、深酒してからの入浴は厳禁です!お風呂上りには、必ず給水。
お食事は、30分ほど休憩してからゆっくりと味わいましょう。!
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「昔の習わし味噌造り」
東北のどの地方も、昭和初期までは味噌や漬物などは、全て自家製でした。それに使用する農産物も、地域の特性を生かしながら伝統を守り続けてきました。しかし、近年では全ての食品がスーパーで簡単に買い求めることができます。原産地もままならず、味は全国全て同じです。
さぎの湯では、昔のままに畑を耕し「米も大豆も野菜」も全て自家栽培です。米は無洗米ではなく、前夜から水にしたして朝焚き。大豆は、薪釜で茹で上げてからミキサーして、塩漬け樽で3年間漬け置きします。
お膳盛りは、家族皆でお手盛りします。
どうぞ!猪苗代民家のお食事を、味わってくださいませ!
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