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堰堤は
数カ所。
岩間から
尺岩魚 |
バックキャストではグリップ位置を正確に。
4月26日 水温11度。ハッチ多い。 |
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東北道須賀川ICから、R118を経由して約一時間で赤石川が合流する鶴沼上流域に到着する。この地点から、下流約15kmに渡ってナチュラルフィールドが続いている。山岳渓流ながら比較的遡行しやすいので、関東方面からのフィッシャーも多く訪れる。約50%以上が、フライフィッシャーだ。
ターゲットは、幅広ヤマメが多く尺イワナも混じる。私のFFタックルは、オービス社デモロッドのセブンスリー。#3だ。9フィート6Xリーダーに、CDCダンをトッピングにした、14番ブルーダンパラシュートをセット。ロイヤルコーチマン系もいい。
入渓地点は、城の入り沢合流。此処から約一k程ベストフィールドが続く。約2時間程で、国道の高架橋に出る。 |
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鶴沼川渓流の特徴は、大岩が数多く点在している。オーバーハングしたアンダーゾーン等は、イワナが好んで縄張りを持っている。流れが岩にぶつかる複雑な流れでは、ドラッグが即座に掛かりフライが見切られることが多い。こんなポイントでも、ナチュラルドリフトができるキャストワークは、リングロール又はシュートメンディングだ。フライが着水した瞬間に、必要なスラッグラインを小さなロールでフライの傍に素早く送り込むのだ。是非レッスンして、このシュートテクニックを習得して下さい。
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フライプレゼンティーションは、できるだけソフトにキャストして欲しい。詰まり、フライキャストとは、メイフライが着水する再現をしなければならない。My Flyに命を与えたら、フライのハックルファイバーは全て表面張力により立ち上がる。岩下にポイントを絞るなら、流れが展開する少し手前にキャストしてフライを送り込む。ドラックが生じたら、直ぐにピックアップしてセカンドキャストに移る事。ドラッグフライをそのまま流したら、周辺のトラウトに危険信号を送ったも同然だ。 |
クロスジギンヤンマ
ワサビ
ウスバシロチョウ
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この渓流の人気は、何と言っても各所に点在するオープンフィールドだ。渓流に陽射しが当たれば、ヤマメが喜ぶというウ訳だ。釣堀下流のこのポイントは、朝マズメならコカゲロウ。夕マズメ狙いならカワゲラ系フライが面白い。
新緑が出揃うこの期は、#14前後でOKだ。
ブラウンハックルに、ホワイトCDC。グリズリーハックルにカーフボディーのトッピング等をセレクト。 |
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ヒゲナガ川トビケラ
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ヒゲナガラーバ
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水質はクリアなので,多くの水棲昆虫が生息し
ている。釣行時期にマッチしたフライをセレクト。
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フタバコカゲロウ
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鶴沼川は、水深二m位のスポットもある。
こんな場所の裏技は、ストップフライで捨てて置くことだ。詰まり、落ち込みや巻き込みの中心にフライを漂わせて誘い出すテクニック。
一見、ホッポリ投げてただ見ているようだが、水中のトラウトは下から必ず様子を伺っている筈だ。 |
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Fシュート裏技 |
複雑な流れをクリアするには、普通はアップクロス気味にシュートするが、どうしてもドラッグが
掛かる場合、下流からアップストレートを試みるといい。ラインとフライが同化して、ナチュラルド
リフトする。注意する点は、ポイントの上にラインを流さない事だ。 |
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落ち込み際のフライ |
急流や落ち込み際では、フライが流れに揉まれて直ぐに沈してしまう。こんなとき便利なフライは、ウルフパターンだ。 |
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尺岩魚もドライにライズ |
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今後の釣況。 |
鶴沼川は、急勾配で阿賀野川に流れ込む渓流だ。しかし、意外とチョークストリームが続く場所も多い。
岩場地帯の隠れ家や、ブッシュ帯も多くあるので、釣り人が多い割には魚影も確保されている。初夏か
らはイブニングがおもしろいでしょう。近くには二岐温泉もあり、湯ったり気分でFlyFishing!を楽しもう。 |