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<安積山(額取山)>
◆郡山市郊外に位置する奥羽山脈。
私の塒はこの麓にあるのだが、余りにも身近なせいか毎朝見上げるだけである。これまでに、何度かは途中まで登ったことはあるけれど、これといった写真も無く記憶にも残っていない。
◆ある日。こんな出不精な私に、トレッキングルートを教えてくれとメールが届いた。しかしながら、季節折々の見所など何処に何があるかなど全く分からなかった。
◆そこで奮起一発!登山ルートのHPは数有れど、地元ならではの特異性(朝起きて山の表情を見てから登る)を生かして、かって気ままなヨシ爺のトレッキングロードを紹介して行きます。
<私の持病>
◆私は、山登りが苦手なのである。
くたびれるからだけじゃない!中学時代の頃から、緊張したり疲れると太ももの裏筋が攣るのであ。イザと言う時に、ベットの上で攣るのも酷な姿態だが、山登りの途中で攣ったら何時間も動けなくなっちゃう。
その痛みは強烈で、何度も痙攣が襲って来る地獄の様相なんですよ。だから、いつも恐る恐る登るんですが、何故か足が速すぎるとスタッフから言われてしまう。
<御霊櫃峠から安積山トレック>
◆今回は、御霊櫃林道(郡山市大久保〜浜路))の峠頂上から、尾根伝いに大将旗山を経て安積山(額取山)日帰り(往路約4時間)トレッキングを紹介します。
◆定かでは有りませんが、安積山(額取山)は源義経が元服した事から額取山という名称が付いたそうな。
他にも、昔話や色恋沙汰?の伝説もありますが、私は完全無視!地元では額取山なんて誰も呼ばない!
安積山の名称で親しんでますからね。登山口は、夏井出地区からもあり登坂する景色は全く異なります。
麓には県の「うまい水百選」に選定された清水があります。週末には多くのハイカーが訪れています。
■ マピオン: 額取山の周辺地図 |
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<御霊櫃峠9:00出発>
◆10月20日。御櫃峠(ごれいびつとうげ)電波塔等駐車場から登坂開始。
ザックの中には、一眼レフカメラと三脚。デジカメ。飲料ボトル&パン一個。
食い物が少ないって?山暮らしの我が家には、是しかなかったんだもの仕方ねいべ!
◆先ずは大将旗山を目指した。
二日前から高気圧が張り出して晴天が続いていたが、雲の流れが速かったので今朝まで待っていたのだ。何しろ、手短なトレッキングコースとは言え、日本海と太平洋を隔てる奥羽山脈の尾根である。風が吹き出したら、ハンパじゃないのだ。予想通り、朝靄はあるものの快晴だった。
整備された登山道を登り始めると、鮮やかに紅葉した山並が迫ってくる。
黒岩山を過ぎると、大将旗山が立ち塞がるように迫って見える。
左手には、真っ青な猪苗代湖。そして磐梯山がどっしりと構えていた。安積山は、この大将旗山の陰に隠れて全く見えない。平日なので、登山道は空いていたが数組のトレッカーが前方に見えた。気温は、18度。この季節にしては暑いぐらいだ。ひとつのピークを超えると、またもやピーク。
◆潅木の樹林帯を抜けると、霞がかった安積平野が一望できた。
刈り入れの済んだ田んぼから煙が立ち込めている。約一時間ほどで、大将旗山の頂きに到着。此処もまた展望が広がる山頂だった。何故か、縦走路の最高峰にも関わらず、余り目立たないような気がする山だ。山頂から少し降ると、額取山までの稜線がくっきりと見えた。
しかしその途中には、大小のピークが何ヶ所もあるようだった。見るからに相当の距離があるが、尾根道は展望を楽しみながら歩くことが出来るから苦にもならない。
しかし、山頂直下の急坂となりヘバリ気味。
◆稜線の紅葉に見とれながら歩いていたら、太ももの裏側がピクピク震えているのに気が付いた。ヤバイ!こんな所で痙攣が来たら、どうしようもない!ザックを降ろして小休止することにした。ふと草むらに目をやると、薄紫のリンドウ?が一輪ひっそりと咲いていた。是には癒されましたねぇ〜!
◆荒れ野?の中で、可憐な花に励まされて再び登坂開始。
30分ほど掛けながら、急斜面をよじ登り安積山頂きに到着「11時頃)した。山頂からは、西に猪苗代湖と磐梯山。その後ろには飯豊連峰の真っ白な山並みが青空に浮上。東には阿武隈山脈。北には安達太良連峰や吾妻連峰が望める。南には那須連峰、その手前には、オッパイ?じゃなかった二岐山が聳えていた。
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◆安積平野が一望。
「安積山1008m」からの眺望は、まさに感動的美形でした。新緑の春から、初雪の降る晩秋まで多くの登山者で賑わいます。
一人寂しくお粗末な昼食をしていたら、先着の方からコーヒーのお裾分け。顔を見るなり、ガサガサ隊の人でしょう!と、何と山の頂きで川遊びの話が盛り上がってしまった。
◆麓には温泉宿が数件あり、中でも「のんびり温泉」には比内地鶏や手造り豆腐。厳選された蕎麦実を使用した本格手打ちそばがいただけます。
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※交通:マイカー〜逢瀬町高篠山森林公園前を左折して峠まで20分。P:20台
バスの場合:徒歩で峠までは、かなりの時間が掛かります。
郡山駅より福島交通バス「夏出」下車、徒歩1時間
マイカー:夏出より額取山方面への林道を滝登山口まで進入。P:7台
所要時間:滝登山口(1時間20分)頂上(1時間)滝登山口
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