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<天空の湖に恋した野郎>
◆天空の湖に棲む巨大魚。
昔の話とか、作り話ではない。2008年の今でも、悠然と泳いでいるのです。70cmを悠に越す岩魚。そして真紅のサクラマス。未知との遭遇に出会った釣り人は、一生の想い出になるに違いないであろう。
■自らが造り出す擬餌鉤。
巨大魚に熱を上げていたころには、春先には数百枚の色塗りをしたのである。バカな男とお思いでしょうが、時代錯誤とはそういうもので御座います。 |
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<早春のトレックキャスト>
■福島県の南西部に位置する南会津只見町。新潟県との県境に田子倉湖がある。昭和35年頃に電力開発によって造られました。
その昔は、日本海から阿賀野川を経てこの地まで鮭が遡上して来ました。深い切り立った山々に囲まれて、今も尚ブナの原生林が残っている。
■4月の解禁と共に、2メートルを越す残雪の中、幻想の湖を目指して急傾斜の雪上を登り始める。若かった頃は何でもなかったが、60歳を越してくるとやっぱり疲れます!
でもね、豊満なピンクの桜ちゃんの魚体を思うと、頑張っちゃうんです。
バカな男とは言ったもので、抱くまで帰らないのが悪い癖です。だから、俺と一緒に釣行するヤツがいない。だって、いつ帰れるかわからねぇんだからねぇ〜。
■釣り雑誌関係からしばらく離れていましたが、今回は取材に応じました。なんでも、伝説を生んだ湖上の釣り人がテーマだと聞かされましたんでね。それに、カメラ担当がファンだった写真家の津留崎健さんでしたから。 |
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「ワカサギの習性」
■トラウトの餌となるワカサギは、春の訪れと共にカケアガリ周辺によって来ます。それは、産卵する為のクルージングなのです。
解禁当所は5m層。4月中旬になりと表面に浮いてくる。この時こそ絶好のチャンスです。巨大魚は、直ぐ足元まで接近しているからです。 |
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☆取材後レストラン前で津留崎健さんと。 |
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■このHPは、SHIMANO PRESENTS Fishing cafe vol30より掲載しています。 |
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