本
流
の
ル
ア
I
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カラーリングの魔術。
◇ルアーブレードは、バイト型ワイドブレードを使用しています。このスプーンの特徴は、スローリーリングでも抜群の泳ぎを発揮してくれます。本流域では、キャスターの足元まで追尾してからルアーにアタックします。
限界まで見破られない為のカラーリオングが、ヒットルアーの真髄です。そのためには、何層ものエアブラシによる吹きつけ加工が施されます。このルアーは7層のカラーリング仕上ですので、水中の屈折度から見ますと、小魚が逃げ惑うクラッシュカラーとなって山女魚を誘い込むのです。
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本流のポイントは、広いようで複雑に着き場がある事を知って欲しい。
1m足らずの川底でも、伏せ石や突起岩等が複雑に入り組んでいるからだ。
15m程キャストすれば必ず二つ以上のポイントは有る筈。
これをワンキャスト毎にクリアーしていたのでは、トラウトに見切られてしまいます。確率的に、ファーストキャストのヒットが一番高く、徐々にヒットアクセスは低下してくる。私は、ポイントにルアーを送り込みアタリが無ければ、次のポイントに再び誘導して好結果を上げている。 |
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初夏の本流筋は、水量が安定しているからポイント判断が容易にできる。水温が15度前後になると、オイカワの群れが浅瀬にクルージングしてくるので、葦際からのカケアガリが狙い目となる。AM7:00頃。6gバイトオリジナルをキャストしていた。水面が盛り上がった(伏石)バックポイントで、大きなアタリ。その瞬間大物と予感。
トラウトのファイトを楽しみながら、岸辺に寄せてランディング。思ったとおり、両手でも廻りきれないスーパーヤマメだった。ヒットカラーは、オレンジパールにブルーマークの透かしを入れたブレード。 |
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尺上のヤマメがヒットする時、フックがグサリと刺さる音がする。
それ程、釣り人の心に重く圧し掛かられたような感触がある。
もし、ロッドテップへのアタリなら、尺以下の若いヤマメだ。本流で目指すのは、飽くまでも35cm以上で無いとシャッターは切れないプライドがある。
ヒットしたヤマメの行動を、水中で観察した時がある。幾ら大物でも上流へは逃避しないが、ヘッドは上流に向けたまま中々下流に降下しない。しかし、ロッドでリバーサイドに誘導すると簡単に寄り付きます。大物ヤマメをランディングする時は、岸辺に寄せて川面からキャッチするといいでしょう。 |
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本流山女魚最盛期には、殆どが産卵を秋に控えた雌魚が多い。
私は、本流シーズン中に50前後(数年前までは三桁)の尺上ヤマメをキャッチするが、その殆どをリリースしている。
雑誌の取材では、必ずリリースシーンを加えないと掲載できないからだ。瞳孔が開いてもダメ。水から取り上げても、拒絶される。
だから、全ての釣行写真でもビク?は着けていないのです。私は、報道する側だから(暗黙のマナーリングを表示するため)そうしている。食も文化のひとつだと思うけど。程々に! |
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福島県内水面漁業管轄。南会津西部漁協。рO241:72:2110
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