◆ 山藤の花が咲き、雪代水が終盤になる五月 中旬になると、本流の活性が一段と上昇する。外気温15度以上。水温が8度を超えれば本流イワナのチャンス到来です。
◆ ヒットアクセスは、流速と水深差を判読する事で勝負が決まる。空撮写真を御覧下さい。手前右側の合流と、オープンフィールド。中央部の二段瀬。下流の瀬尻付近等この水色の変化と流れ目がベストポイントです。
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「絶対の自信作。 |
☆ オリジナルスプーンで45cm山女魚
◆ 本流に生息するヤマメは、意外と山里の人家近くに潜んでいる。岸辺の葦が、五〇cmを越える頃から活発にエサを追う。
◆ そのエサとは、水棲昆虫ではなく小魚なのだ。水温が13度を指す頃に群れるのは、ドハデな衣を纏ったオイカワである。
5月期の、ウグイのマセには近寄らない尺上ヤマメが、何故かオイカワの姿を見つけると追い回すのだ。もちろんデカ腹には無数のオイカワが飲み込まれている。私のルアーカラーは、オイカワの婚姻色を幾重にもダブリングさせた逸品なのである。 |
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「ウエットで狙う35cm山女魚」 |
◆ 水量が多い本流では、流れに対応したロッドパワーが必要です。是は、#6前後のウエットフライを使用するからです。
渓流用の3&4番ラインでは、複雑な流れに応じたラインワークが思うようにいかない。私は、9F#5&6番ロッドを使用しています。
セットリーダーは、流速と水深差で判別しますが、殆ど9FでOKです。余り長くすると、自分のフライがどの変を流れているのか、見失ってしまいます。
キャストしたら、常時フライの位置を把握しながらドリフトさせて、ヤマメの反転する瞬間を待つのです。主なフライパターンは、断然ウイングを付けたスイミングパターンがお薦めです。全盛期には、間違っても水棲昆虫をイメージしてはいけません。 |
◆ アユが解禁になっても、早朝勝負なら勝ち目はある。夏場の日の出はAM:4時過ぎだから、約3時間は攻められるでしょう。こんな場合は、あらかじめキャストポイントを決めて掛からないと、釣り場移動でタイムアウトになる。
◆ キャストポイントは、アップクロス&ダウンリスライドになる。本流のリトリーブは控えめにして、流れに任せたほうがいい。但し、ラインのテンションを加えながらフライのヘッドをキャスター側に向かせて置くことが大切だ。
アタリは強烈で、ロッドを引き込まれそうになる。フックアップは、ドライフライとは異なり向こう合わせになるが、絶対に緩めずストライク時のテンションを維持しないとバレてしまう。
「夏場でも瀬頭の深みに潜んでいる。」 |
◆ 水温が20前後になる真夏期は、本流ヤマメは一時姿を消してしまいます。何処に隠れているのか、以前深みや淵に潜ってみましたが見当たりませんでした。しかし、朝方には出現します。その隠れ道をようやく探り当てました。やはり、冷水域の支流域の堰堤下や深みから出撃していたのです。
☆ 安価なマテリアルで実績のヒットパターンを伝授。
◆ヨシ爺のWet Fly Tying
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◆私が初めてスーパーヤマメに出逢ったのは、もう二十年も前の頃だった。地元の釣り師が長竿を持ち出しては、セイゴ鈎にドバミミズを巻きつけて次々と抜き上る。でも、釣れて当たり前の尺ヤマメを見ても感動はしなかった。何故なら、まるで漁師のように見えたからだった。
◆ どうせなら、生エサではなく自作のスプーンで釣りたい。カラーリングは何をベースにするか等、既存のパターンは使いたくない。とにかく、何を一番喰っているのかの調査から始まった。試行錯誤の中から、カラーリングはオイカワの婚姻色と決定!!鱗の拡大写真をキーワードにオーバーブラッシング法をマスター。
◆本流域には、季節毎の着き場が存在する。それを一望するには、上空から流れの筋を確認して遡上マップを作製する以外に方法が無い。
☆ 春と夏。そして、秋の産卵期を待って数回空撮を遂行した。其処には、河原から水面を見た状況とは掛け離れた本流の筋目が、手に取るようにハッキリと確認できました。其れだけではなく、河原から筋目を見極める手法も発見。
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