美しい隠れ里「美里町で温泉ビューティー健康ライフ」
「会津の隠れ里とは」
今年は、何かと大河ドラマ「八重の桜」が人気ですが、街中に身を置いて当時を顧みても、中々その風情は思い浮かばないものです。このドラマの中で、オープニング時に放映された殿様(松平容保)と家老(西郷頼母)が馬上から会津全域を見ているシーンは、三里町の南方に位置する峠道からロケされたものと思います。
私は、柳津西山温泉から、美里町に抜けるこの旧街道が好きで時折利用します。それは、村人しか知らぬ断崖下にある野仏や観音様。九十九折のこの峠道は、車走行ですら難所です。しかし、そこから眺める風景は、戊辰戦争当時を思い出すほど最高の村落風景が広がり心癒されます。
「天海大僧正」
会津に生誕地の縁があるといわれる天海大僧正。徳川家康の側近として、江戸幕府初期の朝廷政策、宗教政策に深く関与した人物。何とその時代に置いて、108歳まで生き抜いたと云われる。
「気は長く 勤めは賢く 色うすく 食細くして心広がれ」
という養生訓は、何処か会津魂。温泉療養7か条に、意味通じるようでございます。
そんな石像が玄関前に立つ場所があった。
なんと!その場所とは、会津美里町公民館の前でした。
今回(3月5日)は、会津美里町生涯学習課の皆様にお呼び戴きました。温泉ソムリエ講師:渡辺良雄。セミナーの内容は、「温泉ビューティーと健康ライフ」についての講義です。美人美肌の湯とよく言われているけど、どうしてなの?温泉表示法ってなんなの?入浴に作法なんてあるの?などなど、知っているつもりでも、全く知れ渡っていないのが温泉泉質と効能です。冬場は、特に注意しなければならない浴室での脳卒中。入浴の作法を知って、温泉で美しく健康で過ごせる日々を楽しみましょう。
温泉法で定められている泉質名は、大きく分けて7つの項目があります。
●単純温泉。●二酸化炭素泉。●炭酸水素塩泉。●塩化物泉。
●硫酸塩泉。●含鉄泉。●酸性含硫黄。放射能泉などがある。
<温泉ソムリエが伝授する「泉訓七ヶ条」>
①風呂場内の温度は冬季に於いて10度以上と心掛ける。
②掛け湯は必ず足元。腰回り右肩から左肩に移動させる。
③温泉泉質を理解する事により的確な効能を得ることになる。
④入浴水圧による温浴効能を活かした筋関節指圧を試みる。
⑤飲酒飲食後は直ぐに風呂に入らず心身共に一服後とする。
⑥病後の入浴は身体回復状況に合わせて時間見取りをする。
⑦長時間入浴は仇となり心身共に疲労回復には繋がらない。
「美里公民館生涯学習」
今回は皆様との温泉ビューティー健康ライフセミナー。
お招き頂きましてありがとうございました。今や温泉と言っても、わざわざ湯治場まで行かなくても、現在では掘削技術が発達して何処にでもあります。
しかし、天然温泉は、温泉井戸毎に成分が異なるのです。
そんなことから、自分の体質に合う温泉はどこなのか、調べてから入浴すれば快適な温泉ライフが楽しめます。
伊佐済美神社の門前横丁にある蔵の里。ここには美味しいケーキ屋さんがあると聞き及び、セミナーの帰りに、早速お土産に致しました。会津の隠れ里は、街並み風情にも心癒される昔の安らぎが残されています。春から初夏に掛けての会津の隠れ里に、是非とも足を伸ばして、自分だけの旅の思い出を残してみませんか。
美里町観光案内 |
美味しいふわふわケーキ |
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