「年期が入ってます!参拾五円?なんでしょう?」
今回は、磐梯山麓にある押立温泉に関わる事(湯治旅館広報管理)となり、月に3度ぐらいは取材に通っています。
そんな折、昔の源泉が自噴していることを知り現場確認をしました。数百年間も自噴していると聞き驚きました。しかしながら、硫黄泉のためボイラー設備に通水すると数年で破損するから使えないとか。温度が25度しかないために、昔は薪を焚いて沸かしていたそうです。
「大正時代の味噌大樽」
この樽を、味噌蔵から外に出すまで、大人二人がかりで1時間以上かかりました。両手の手袋は、100年前の味噌カスでベタベタ!大変な作業でしたが、何とか外に引き出すことに成功しました。後日、体調悪化の原因は、正しくあれやこれやの疲れが出てしまった感じです!
今では融雪にしか使用されずに山水として毎分40リットル以上も川に流しています。泉質は弱硫黄泉で、関節炎や荒れた皮膚治癒などに効果があったそうです。(昭和56年泉質分析認可済み。)
自然の恵みを利用したい思いに駆られて、地域関係者でもない余所者が再生企画を持ち出しました。最初はそんな事しなくてもと乗り気じゃありませんでしたが、全て私が一人で細工しますので、お願いしますと自噴温泉権利者でもある「さぎの湯旅館」の御主人にお願い致しました。
一般のお客様が、今のところは大樽温泉桶に入ることはできません。(自己責任で入浴もありかも)
それは、今のところ温泉男一人の再生企画だからです。
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