■「福島県郡山市西田町。デコ屋敷おいち茶屋」
郡山市と、三春町の境にある西田地区は、阿武隈山中にあり歴史の山里でもある。季節の節目に開催される祭り事や行事など。祈願縁起物として欠かせない張子人形。そんな集落が、デコ屋敷なのかもしれない。
昔懐かしい集落の入り口に、面白い出店があるのだ。その店名は「おいち茶屋」。何でも、誰にでも好かれる「おいち婆ちゃん」がいたそうだ。地元の漬物もたくさんあった。イナゴの佃煮を味見したら、是が旨いんです。
■お店の中には、お蕎麦屋さんもある。これまたその風情も、昭和ロマンを感じる空間でした。
■一歩お店に入ると、郷土玩具からお土産品。
健康食品?まで、山積みにされている。このお店からは、時々天然蜂蜜を買ってくる。トチや蕎麦の花から得られた蜂蜜は、養蜂製造者も確かなものだからです。スリコギ棒からヤジロベイ?。見るもの触るもの、いつか何処かで目にしたような感じがする。
■店先では、おいち餅。味噌おでん。
焼きニンニク。ほうろく焼き。等が売られていた。ほうろく焼きは、三角豆腐?を揚げた油揚げのようなもの。その中には、薬味などを入れ味噌をつけて焼いて食べる。三春町周辺には、城下町らしく神社仏閣が多い。修行僧も多く抱えていたことから、その蛋白源とされた豆腐料理も工夫されていた。
「駄菓子や散策」
■お店の中には、たくさんのお土産品が並んでいたが、その頭上に「志村けん」さんの額縁が!何でも、おいちバァちゃんの言葉をモチーフにして、「志村けんのだいじょうぶだぁ」ギャグを連発したとか。
■三春町は、梅と桜と桃の花が一度に咲くことから、三つの春が来る町とされている。桜と言えば滝桜が有名だが、他にも、この周囲にはたくさんの桜の巨木がある。不思議な事に、その近くには観音様や石仏が見受けられる。そして、竹やぶの多いことに驚かされる。 |
「彦冶民芸」
■デコ屋敷の中で、ひときわ風格のある民家はこの家だった。見るからに屋敷そのものが民芸調ですね!福島を代表する伝統的キャラクタ、赤べこ。三春駒をはじめ、天狗。ひょっとこ。狛犬など、魔よけや縁起物がビッシリと並んでいます。
●毎年6月の第一日曜日に開催されるお祭り。「高柴ひょっとこ踊り」「西田こまち太鼓」「高柴七福神踊り」など、郷土芸能が披露されます。飛び入りひょっとこ踊り演芸大会もあるとか。近隣の方はもちろん、県内外からデコ屋敷を訪れた観光客も加わって大変な賑わいとなります。
●彦治民芸/橋本高宣/024-972-2412。
●所在地 郡山市西田町丹伊田字宮作239○磐越自動車道郡山東インターチェンジから5km
○JR東北新幹線郡山駅から13km ○JR磐越東線三春駅から5km |
☆ドキュメントルポライター:晩秋の三春周辺観光。■ラーメン丸徳 |
<アクセス> ●デコ屋敷おいち茶屋:磐越道郡山東ICから本宮三春線。約15分。
おいち茶屋:024-971-3907 〒963-0902 福島県郡山市西田町高柴字舘野169 |