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<絶景の裏磐梯> 高原の里猪苗代地方。福島県を代表する会津磐梯山がある。表には猪苗代湖。裏磐梯地区には、大小数百もの湖沼群が点在していますので、展望することができます。◆1887年(明治20年)。那須連峰の茶臼岳が突然噴火。翌88年には磐梯山。93年には吾妻山の一切経山。99年には、安達太良山が次々と大爆発を連鎖。この時の磐梯山は、成層火山の末期症状とされる水蒸気爆発を20回近く連続して起こした。大磐梯に次ぐピークである小磐梯の約700M部分を根こそぎ吹き飛ばされた。 崩壊した岩盤は30億トンとも言われ、磐梯山の北側に広がっていた旧桧原村南部の森と渓谷が埋め尽くされてしまいました。 ◆五色沼入り口に立つ碑文。 噴火による犠牲者は、旧桧原村民653人中234人など477人を数えました。 磐梯山現在の標高は、1819M。 ◆登山口は、各方面にあります。 <中の湯> ◆登山口から40分ほどで、硫化水素の匂いがしてきた。 今は営業していないが、以前は温泉宿だった。 今でも、懇々と温泉が湧き出している。 この辺りから、熊笹の緑と高山ツツジの紅葉が一段と鮮やかになってきた。 頂上までの残りは、一時間ほど。 ◆最初は緩やかだった登山道も、徐々に岩場の段差も広がり急勾配。 私は、足に持病があるのでゆっくり進む。 土曜日だったので、登山客も多い。 ◆頂上はどうでしたか! 降りてくる方に尋ねたら、ガスが掛かって何にも見えなかったとの事。 何てこったぁ~!! <お花畑で小休止> ◆火口壁が見えるお花畑で、少し休憩を取る。 足の裏筋に、マッサージをしていたら明るい陽射しが差し込んできた。ふと見上げると、真っ青の空に磐梯山の頂きがポッカリ空いているではないか。このチャンスを逃す訳には行かない! 裏磐梯湖沼群を背に、一気に頂上目掛けて足を速めた。 微かな希望の証か、我々の背後には大きな虹の架け橋が浮かび上がる。振り返りつつ一時の天空ドラマに酔いしれるが、目的は他にある。 そのすぐ後ろには、真っ黒い雨雲が迫っていたから心中不安が過ぎる。 ◆弘法清水からは、急斜面が続くが30分ほどで?到達する。 普通ならここで小休止するのだが、頂上を見上げるとガスが通り過ぎていた。 チャンスは、今しかないとの判断で登り始めた。 <磐梯山頂上> ◆八方登山口から登り始めて約2時間30分。 ようやく頂に到達しました。(登り:2:30分。下り1時間30分。) 参考:AM9:00登山開始。途中3か所で休憩観賞。山頂にて昼食。 八方口下山:余裕を見てPM3:00. ■真正面あたりが 野口英世博士の生家。 |
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