2001.9.17
September
Yamame |
豊満な本ヤマメの魚体に惹かれて、春から本流釣りに嵌まり込み今年も初秋を迎えた。今シーズンのフィッシングライフは、果たして納得しただろうか。とても々、満足する日々ではなかったように思う。それは、釣果では無い。目まぐるしく変化する河川環境。清流とは名ばかりの山間の里川。其処に棲息する山女魚が必死に生きている。
川辺の第一線にいる私達にも、山女魚の声を大きく伝える責任がある。 |
魅惑のオリジナル
YAMAME DREAM
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お気に入りのルア
ーが単品でもセット
でも購入できます。 |
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ゲン太君とフィッシング。 |
ランチを持って山女魚釣り。 |
本流域のヒットスポットは、春から秋へと日々変化していきます。
やはり流れを読む事が大切ですから、入渓する前に河川状況を視認して置くといいでしょう。 |
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@ ブッシュ際の突起岩は、格好の付場を形成している。詰まり、身を隠す暗部と餌場が有るから。
A 流れのセンターが、一番の活性を示している。後方からルアーを入れ込んだり、カウントダウンさせて一気にリーリング。
B フロントのポイントは、真っ先に探らなければならない。ファーストキャストをメインポイントにキャストしてしまうと、警戒心を与えてしまいます。
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婚礼前の山女魚道 |
真夏の高温期を乗り越えた尺山女魚は、間近に控えた産卵を前に旅立ちの道を読み込み始める。その遡上ルートを判断できれば、的確に待ち伏せしてルアーをキャストできるでしょう。
左の本流フィールドには、ベストポイントが3箇所存在しています。このように、本流フィールドには複雑に絡んだ荒波と流れの筋目が有ります。
川底の変化は、水面の波の変化によって表示されています。これらを読み取ることで、クロスキャスト&リピート。カウントダウンと流し込みを繰り返す。 |
沈石や流芯が幾筋も有る場合、ラインドラックを防ぐ為にフロントラインは着水させない事が大切です。
流速有る浅場のカウントダウンは、殆どリーチキャストで間に合うでしょう。スーパーヤマメと言えども、ロッドはUアクションの6フィートを使用している。ルアーウエイト(6g前後)のテンションだけでショートキャストするので、ミディアムクラスだと手首が疲れます。私が普段セットしているラインは、5ポンドです。
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イワナに強い。
山女魚キラー。
自信作。
早春期用。
雪代水期
入梅期。
早春イワナ。
絶対の自信作。
本流の山女魚
ルアーには、3g〜
6g〜8gと流速と水深
にマッチしたルアーを
セレクトします。 |
フッキングアクションは一度だけ。 |
スプーンのブレードに、流れを乗せながらラインテンションを張り続けます。
沈石などのフロントを横切るように、スライドさせながら川底をスイミングさせる事。
アタリは、ガクンと圧し掛かるように伝わってきます。
フッキングアクションは、一度だけで充分です。
何度も行なうと、その度に一瞬ラインが緩みます。それではバレる事が多くなりますので注意が必要です。 |
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ランディングはゆっくりと。 |
尺上の山女魚を取り込むには、一定のロッドテンションを加えながらゆっくりとランディングネットに寄せる事が大切です。決してランディングネット本体を動かしてはいけません。山女魚のパワーは、一度引き寄せても異物が近づくと、驚いてもう一回反転する時があるからです。
近づいた時に、フッキング位置を確認するのも安心材料となりますので、慣れてきたら試して下さい。もし、薄皮一枚だったら浅瀬に誘導してから回り込むようにランディング。 |
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秋彩の山女魚は、9月上旬でも既に婚姻色がうっすらと滲んでいます。その色が日に々増して、10月中頃には支流域に遡上します。産卵する山女魚を夢見て全てをリリース致します。 |
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どうして山女魚はファイアーオレンジが好きなのだろうか。それは、人間にも当て嵌まります。食欲を増進させるメニューには、必ず赤色の食材を使用するでしょう。詰まり赤系は、生き物達の欲望の源なんです。 |
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山女魚の季節移動 |
最盛期には瀬頭のバックスポットや 沈石などの周辺等をテリトリーとしますが、初秋には活性力の高い流れのフロント位置に付く事が多くなる。 |
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