<飯豊山麓いいでの湯と一ノ戸川源流旅>■磐越道坂下ICから、蕎麦で有名な山都方面(R459)に向かう。渓流釣りの目的フィールドは、新潟県。山形と福島の三県境に位置する飯豊山麓一ノ戸川源流である。其処には、自然温泉と美味しい手打ち蕎麦も待っていた。 <源流>
■一の戸川上流部は、とにかくクリア水域だ。1M以上の川底が全て視認できる。つまり、トラウト達から見ても擬餌鉤と判断し易くなる。黒い影が、大きな岩下に見え隠れしている。フライをキャストして誘うのだが、一度だけ関心を示したものの後は見向きもしなかった。 今回は、温泉場から一つ先の橋から入渓した。タックルは、ブッシュ用の7Fフライロッドに、9F5Xリーダー。セレクトフライは、巻き込み(渦)にも強いエルクハンピーをセット。 しかし、メインスポットではライズせず、流木溜まり間際で引き込まれた。ストライクと言うよりも、フライをピックアップ寸前に向こう合わせでヒットしたのだ。ロッドは、満月?いかにも大物かと思ったら、倒木に挟まれて出てきたのは可愛い岩魚だった。 光の影アンダーゾーン ■小さな堰堤下は、水深70p程。 流芯水面に波紋(ナチュラルカーテン)ができていたので、必ずライズすると判断。リーダーを確認してから、サイドクロス(流れに対して斜度)でシュート。 川入部落手前には、原生林が生い茂る岩場地帯となる。その隙間には、小さなオープンフィールド(落ち込み)が各所にある。覗き込むと、イワナが二匹クルージング(餌待)していた。ハンピーエルクフライを、落ち込みにキャスト。ゆっくりと浮き上がり、ピンクの口を開けて呑み込んでくれた。 この辺りでは、時々熊も顔を見せるので、驚かさないように人間の所在を鈴などで示す事。(全てC&R) ●いいでの湯。 渓流遡行で疲れたら、渓流沿いにある飯豊の湯がお勧めです。泉質は硫酸塩泉(水素イオン濃度PH7.1・ナトリウム塩化物・硫黄塩温泉)なので、直ぐに温まり体内に芯温が残る感じがする。浴槽は、自然な感じの濁り湯(鉄分が多く含む)と、クリアな湯(一般浴・源泉浴・露天風呂・うたせ湯)が同室内に区分けされていた。食堂となりでは、手打ち蕎麦が実演されていました。 http://www.town.yamato.fukushima.jp/ ●宿泊。日帰り。 山都町いいでの湯 飯豊山登山道入り口にある自然温泉。少しだけ茶褐色で熱いお湯が人気。 食堂11時〜19時。一番粉を使った本格手打ちそばが人気。 ●喜多方市山都町一ノ木字越戸乙387 TEL:0241−39−2360 営業時間:9時〜21時(4〜10月) :定休日:第2月曜 |