会津芦ノ牧温泉峡。源流イワナと温泉旅
会津芦ノ牧温泉峡。
闇川の忍者イワナ(会津若松市大戸町)
■灼熱の太陽が、容赦なく照りつける残暑の日々。コンクリートジャングルに居ては、昼はもちろん熱帯夜が続く。こんな時には、温泉と山岳渓流に涼を求めて旅に出るのが一番である。
福島県内数ある渓流の中でも、大川に注ぐ会津西街道闇川渓流がお勧め。闇と書いて、「くら」と呼ぶ。字の如く、渓流の流れには陽射しが差し込まないほど天上は樹木に覆われている。其れだけではない、ここに棲息する岩魚の背面魚体は緑色に近く、まるで緑の暗闇から忍者のように躍り出てくる。
■大戸岳(1416m)水系から流れ降る水温は、夏場でも17度を上回る事は無い。R118コンビニから川沿いの林道を進むと、堰堤のある橋がある。普通は、この辺りから上流部落まで約5時間遡行となる。
今回は、渓流釣り初体験者案内。危険の少ない、二つ目の橋から入渓した。
FFタックルは、7Fバンブーロッドに3番フロートライン。9F5Xリーダー。セレクトフライは、ロイヤルハンピー#14番をセット。
■ポイント水深は、50cmから1m。流れの両壁は、苔生した岩場なので遡行に危険は無い。しかし、上空からは下枝が延びているブッシュだから、フライの消耗が激しくなる。
2時間後。左サイドから流れ込みがあり、フロントでオープンフィールドになっているベストポイントに遭遇。ティペット確認。フライを、エルクカディス12番に取り替えた。 サイドキャストで流芯にシュート。着水と同時に、背中が緑色をした岩魚が躍り出た。気合が入っていたためか、一発で仕留めた。27cmの魚体だったが、ダークグリーンの背面の下には、小さな赤いルビーの斑点。パール銀箔点。そして白い帯を締めた鰭が暑さを忘れさせてくれた。全てC&R。
山間の清水
■釣行の疲れを癒すのは、やっぱり温泉です。
芦ノ牧温泉峡は、大川沿いにある自然豊かな山間にある。
その中でも、名前からして渓流の宿渓山。和風な佇まいで、岩風呂。檜風呂ともに源泉掛け流し100%です。窓辺からは、雄大な会津大川が一望できる。 料理は、福島牛すき焼きがメインとなります。自家栽培の会津コシヒカリや無農薬野菜等。旬の手料理がお勧め。
渓山の大川を望む檜風呂
●芦ノ牧温泉峡。渓流の宿渓山
http://www.keizan.net/
TEL:0242-92-2031
〒969-5147 福島県会津若松市大戸町大字芦ノ牧下夕平984-3
●芦ノ牧観光協会
:http://www.aizu-ashinomaki.jp/
●釣り場アクセス:磐越道会津若松ICからR118会津西街道経由芦ノ牧温泉方面。
会津方面〜温泉郷手前約1Kファミリーマート。大戸岳登山口林道約10分。
●遊魚券販売:会津非出資漁協。ファミリーマート店:日券
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