森のシャワー阿武隈高地「葛尾渓流と温泉旅」
葛尾渓流と温泉旅(福島県葛尾村)
■東北の山岳渓流は、流程の長い奥羽山系が人気となるが、阿武隈山地にも苔生した素晴らしい渓相がある。阿武隈山脈は、茨城県の境から宮城県に至る太平洋側に位置する連山である。火山帯の奥羽山脈とは異なり、比較的低山地が多い。
福島県葛尾村は、磐越道船引三春ICから、R288。R399を経由して約30分。葛尾役場前の輪業店で、釣況を伺いながら遊魚券を購入。
葛尾渓流は、太平洋に流入する高瀬川上流にあたる。中流域は、大淵廻りが多くルアーフィールドに適している。今回は、大型のドライフライをセレクトした。古道発電所付近から上流には、信じられないほど豊満なヤマメが潜んでいた。
フライフィッシング
■樹林帯が開ける落ち込みから、キャスト開始。ロッドは7Fバンブー。9F5Xリーダーに、#12番ハンピーフライ。先行者が居た為か、着き場ポイントからのライズが無かった。
岩場フィールドから、ブッシュ帯にキャストポイントを変更。思った通り、葦の淵際から銀箔の魚体が躍り出た。魚体の反転を見届けてから、フックアップ。
●見事な山女魚
ストライクしたのは、見るからに豊満ヤマメだ。足場は、流れが強い立ち込みフィールド。軟調のバンブーロッドでは、一気に寄せられなかった。
慎重にキャッチしたのは、片手では廻りきれない阿武隈の美しい山女魚28cm。(全てC&R)
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