ふくしまガサガサ隊
MEMBERS |
KFB 池田速人
KFB福島放送「ふくしまスーパーJチャンネル」担当キャスター。2002年からガサガサ探検隊に加入して海山川を駆け巡っている。
高所からの撮影スタッフ。阿武隈紀行スタッフは、タフでなければ勤まりません。因みに、泥だらけ。過酷。悪天候等、ガサガサの撮影は皆な嫌がってるとか!
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平安の時代から歴史が蘇る。明治〜大正〜昭和史に残る 安積開拓物語 |
「安積野開拓物語。」
◆今では、34万人が躍動する福島県最大の商工業都市郡山市だが、明治時代の初期まで奥羽街道に位置する村人僅か2,000人足らずの寒村だった。
この小さな宿場町に、明るい陽射しが差し込むようになったきっかけは、県の役人でもある中条政恒の働き掛けに応じた地元の名士。阿部茂兵衛を筆頭とする25人の地元有志が、大槻原開拓(開成山一帯)に立ち上がり開成社(明治6年)を創設したのが発端となった。
◆当時の、郡山周辺には3,800haもの水田面積がありながら、その収穫量は安積3万石と他所の半分にも満たなかった。その要因は、奥羽山脈からの短い流程に依存していた故に、慢性的な水不足が原因だった。
これらを解消するには、開拓と同時に大きな溜池を作らなければならない。明治9年、人の手によって完成したのが、開成沼(現在の開成公園周辺)だった。
やがて小作人が移住して、桑野村が誕生した。
大槻原開拓農民として最初に移り住んだのは、幕末から明治維新の過渡期に、幕府方として官軍と戦火を交えて食い扶持を失った二本松藩士が多かったと聞く。
◆そして、一挙に郡山繁栄の基礎となったのが、猪苗代湖から安積野に湖水を導く安積疎水計画(明治12年)だったのです。維新政府に反抗する藩士達の士気を、開拓地に向けさせる役目も補いながら政府の一大開拓事業となりました。これらの開拓者は、旧久留米藩士を筆頭に全国から約2,000人が郡山に移住してきたのです。
入植後3年目にして、念願だった猪苗代湖の水が安積平野に導かれました。その工事は、その当時の土木技術を駆使しながら、奥羽山脈300間を刳り貫き太平洋東側に初めて通水させたのです。
この話をすると、止め処なく物語が続いてしまいますので、又の機会に今回はこの辺で中幕と致します。
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KFB 笠置 わか菜。
KFB福島放送のアナウンサーだが、又の名は癒し系のガサ入れ娘で人気急上昇中だ。内緒だけど、逢う度に色艶?が増している!!
わか菜ちゃんも、年頃だからね!エエんでねいかい!
妖怪 ヨシ爺
怪しげな世界に君臨する野遊びの先導師。あなたは、もうこの世界から抜け出せないぞ。
只今藁打ち作業中。
お二人さんよ!
腰入れて打たねいと、
しなやかにナンネイベ。 |
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「昔を偲ぶ安積平野」
◆こんな時代背景を想い起こしながら、師走の風が舞い降りる冬枯れの安積平野を歩いてみました。メンバーは、私と池田速人君(KFBアナ)せせらぎ紀行からの頑張り娘、笠置わか菜(KFBアナ)ちゃんのガサガサ探検隊3人組。
◆奥羽山脈から安積平野を一望して、各所に光る野池に注目。安積疎水を野池と掛ければ、その答えは郡山の鯉となる。
何故なら、鯉の水揚げ高は全国第二位なのです。早速、鯉の池上げ風景を訪ねました。正月を控えた今の季節、鯉の需要が一番多いのだそうだ。
鯉の池上げ。
◆郡山市の西部に位置する一帯には、数十箇所の野池がある。
三穂田町にある鯉屋さんにお邪魔したら、池上げの真っ盛りだった。放流してから二年もすると、35cm程になり食べ頃とか。その鯉は、丸々と太っていた。
◆その時、池の淵でピチャピチャ音がした。ガサガサ隊の一行は、鯉ならず小魚にも目線が交差してしまった。田んぼの水路から水を落とし野池に流入するが、その池も水を干している。詰まり、ここから流れ出す川には小魚も沢山いるに違いない。
昔、私が中学生の頃(昭和35年代)までは、冬場でも近くの川で雑魚を獲っていたのだ。その仕掛けは、柴浸け漁法だ。篠竹の笹を苅り、30本程束ねて川に沈めるだけの仕掛けだが、おもしろいように小魚が獲れたものです。
荒縄もじり。
◆当時のまま、その仕掛けを試してみる事になった。先ずは、束ねて沈めるロープは荒縄だったので、稲藁を探し始めたが中々見つからない。昔は手刈りだったのだが、今ではコンバインだから稲藁が無いのです。(本当は、縄が無いので細ヒモを利用しようとしたら、荒縄でやりましょうと頑として聞かないディレクターが居たんですよ!)
ようやく捜し求めて、開拓者だった家を訪ねました。サハリンからの引揚者だった当時の話を聞きながら、冬の手仕事だった藁もじりに挑戦!
いつもなら原稿を読んでいるアナウンサーだが、是には難儀していましたよ。藁を一生懸命いじってはいるが、縒っているだけでモジッテはいなかった。それでも二時間ほどかかりながら、どうにか縄らしきモノ?が完成。
このHPは、ヨシ爺のOriginal .Magazine です。
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