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「秋の寒河江川。
産卵遡上をWETで狙う。」
月山の紅葉が、駆け足で麓まで降りてくる10月。
殆どのトラウトフィールドがクローズしてしまったが、寒河江川C&R区間だけは今月末日まで延長された。トラウトの産卵は、初雪が降る11月頃となるが、遡上前の魚体はいずれも極太でそのパワーは脅威である。秋の渓流は、秋雨前線と台風の影響で水量が通常よりも不安定となる。
経験した事のない秋の本流。
既に水温は10度前後となり、ドライフライをセットするかウエットフライを選ぶか迷ってしまった。先週の情報だと、10番から12番ぐらいの大型のドライフライにもライズしていたらしいが、今日の水温では中層を狙った方が先ずは無難と判断した。
<WETタックル>
今回のFFタックルは、9Fロッドに#6番10Fシンクチップライン。
(先端3mシンキングライン)リーダーは、9F3X。セレクトフライは、#6番オリジナルWET。ティペットサイズが少し太いように思われるが、仲間が60cm級の極太レインボートラウトをヒットさせていたのだ。
先ずは、遊魚券を自販機で購入。
砕石場近くの、佐渡ノ沢流れ込み周辺に立ち込んだ。雨の後だったのか、普段より水量が増してバックスペースが確保できず、シングルスペイ(方向転換)でフライをキャスト。15m程、アップクロスでシュート下流域から探りを入れていく。流れが速いので、キャストしたら直ぐにラインをメンデング(上流側に)して、流れを利用しながら小刻みにリトリーブ。
一時間近くシュートを繰り返すが、トラウトの姿も皆無だった。
水色は余り良くはないが、この程度なら問題は無いはずなのだが。
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<初ヒットは山女魚WET>
フライを、山女魚SPにチェンジ。
流れがカーブする左サイドからシュート。カワヤナギすれすれにリトリーブする。
ゴソッと、何かにさわったような感触がしたが何事も無し。黙々とキャストを繰り返す。
フライが波の境目にスライドした瞬間、ガツンと大きなアタリに出くわした。
ストライク!!6番ロットながら、トラウトのパワーは全開だ。リーダーが3Xとぶっといので、根掛りを避けながら引き寄せるがm中々寄ってこなかった。
<Wピンクマリード>
このフライは、主に本流ヤマメを狙う時に使用しているオリジナルフライだ。タイイングそのものは大雑把なフライだが、何故か山女魚がヒットする。
今回は、寒河江川の釣行用に持参したフライが振るわず、ヤケクソでセッティングしてしまった。
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<ヒットは楽しい>
ランディングに時間を掛けてしまったが、ようやくキャッチ。
落ち込んでいたら、行き成りヒット。見事な42cmレインボートラウトだっだ。
ズッコケてしまったのは、荒らし屋のアンディーがランディングネットを何処かにもって行ってしまったのだ。
しかたなく、そのままズリ上げてしまった。
誰も見ていなかったからいいものを。気が付けば何と恥かしい出来事だったか。
そんな訳で、ドサクサの中で撮影していたので、写真はピンボケ。魚体をキャッチしたものの、魚体が反射して真っ白だった。
デジカメのセルフは、ピントがバック光源に合わせてシャッターを押すので、後でファインダーに入る光る魚体はオーバーしてしまいます。冷静ならば、露出を地面などに合わせてからバックフィールドにレンズを向けてセルフするのだけれど、一人ではそんな事やっていられませんよ!
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<デカイ獲物を確認>
上島橋の直ぐ下流域に、大きなプールがある。
いつもならドライでライズを狙っていたのだが、今回は大物狙いだ。
フライを、レッド&ホワイトウイング(マリード)にチェンジしてシュート。ベストポイントである瀬尻のオープンスペースでは、期待も空しくアタリ無し。流芯サイド。執拗に中流ポイントも攻めてみたが、感触無しに意気消沈。瀬頭は、白波が立つ急流だったので戻ろうと思ったがワンキャスト。何と、フライが水面にランディングした瞬間ストライク。と言うよりも、完全な向うアワセだった。
自信を持ちすぎると、熟練者でもトラウトに欺かれてしまう。
今年も又、多くの勉強をさせて戴きました。 |
「なめこ」
ブッシュの中で撮影したのだが、多分ナメコだと思う。毒にヒットしないように採取はしませんでした。 |
「名前不明」
このキノコは、逆さに生えているような不思議な形。危ないものには手は出しません。 |
「ゆったり館」
大井沢部落内には自然温泉がある。疲れたらどうぞお入りになって! |
大井沢そば処<湖月山荘><大越><朝日山荘><考庵><茂エ衛門>
アクセス。山形道月山ICから大井沢15分。最上第二漁協日券:
釣況問い合わせ。R.ライズ。(ペンション0237:77:3880 |