ガン入院前日の畑仕事  ◇がん宣告と治療ガン宣告「生きる失望と余命の段取り」 ◇入院ライフの楽しみはお食事 
激しい目まいに襲われた!
 「末期ガン退院して三週間ぶりの畑仕事」  ◇闘病中ヨシ爺の「蕎麦の龍」  退院翌日の畑巡回 ◇退院8日後の畑仕事 
№1  №2  №3  №4  №5  №6  №7  №8  №9  №10  №11  №12  №13  №14  №15 
イメージ 1
ガン宣告「生きる失望と余命の段取り」

癌の宣告とは、その受け取り方は人によってまちまちだと思うが、俺にとっては最も恐れていた事だった。その気配は、2013年春の会社健康診断の頃だったと思う。33歳の時、十二指腸幽門で胃の三分の二を切除した。この時には、癌の二文字は出てこなかった。
それから35年間。病気らしいこともなく血圧の薬以外服用なしだったそれから30数年が過ぎて、会社検診の際に潜血が少し見られたのだが、頭の中には「ジ」だと思い込んでいたために、検査報告書も見ていなかったように思う。もしかしたら、報告書に再検査必要と記されていたかもしれない。

そして2014年春。新たな会社に勤めながら、借地した畑作業に精を出していた。
しかし、6月ごろからトイレの回数が多くなってきた。今済ませた筈なのにまた便意をもようする。9月頃からは、トイレが間に合わないときもあった。これは普通じゃないと感じていたが、痔の薬剤(座薬)を使用すると、気のせいかよくなったように思えた。でも、直ることは無かった。

12月に、近くの医院で採血検査をした。
その時に、貧血気味なので、精密検査が必要だと言われた。俺は、心に思うことがあったので、翌年2015年2月に、会社の健康診断があるので、その結果を見ることにした。そして結果報告者が届いた。案じていた通り、便血がみられるので精密検査が必要と言われて、一週間後再検査を実施した。
CT.MRI.PET.大腸内視鏡。全ての検査が施された。その結果は、直腸に5cm大の腫瘍が見つかった。それは、残念ながら「ガン」ですと、宣告された!郡山市内では、脳神経科を含めた大きな総合病院だった。8年前この病院で兄が肺がんで亡くなっていた。
くしくも親父も直腸ガンだった。

ガン宣告に、ショックと言えば間違いなかったが、俺の性分は、如何なる事があっても、成るようにしかならない!どんな事でも、甘んじて受けるが、そこからが勝負と思っている。絶対に引かない!死のうが生きようが、前に進むだけだ!!まぁ。この性格で随分と損もしてきたと思うが、己の決めた道なのでやむを得ないな。
●4月半ばから5月中旬までの「放射線治療25回。抗がん剤TSワン。朝夕2錠服用。
そして5月29日再検査CTの結果が出た。

イメージ 2
「抗癌治療後のCT報告書」
「放射線。抗がん剤。治療後CT画像」
この画像診断結果は、担当医師から放射線と抗がん剤の効果がみられる。
それも、大幅に小さくなっているよう思われるとのお話を聞きました。治療前の話では、放射線治療には個人差があり、半分ぐらいまで縮小する人と、まったく効果がない場合もいると聞いていたので、半分程度(5分の一)になっていたのかと、我ながら安堵しました!
しかし、手術前2週間の再PET検査。
大腸内視鏡検査では、思ってもいなかった治療結果が待っていた。
●手術前の内視鏡検査では、担当医が腫瘍の場所を見失い探すほど、腫瘍部分が欠落していました。たとえ表面上はそうでも、内部には未だ癌跡が残っている。それは、PET検査の中で、僅かであっても癌組織が残っていた。

<ガン闘病記DVD>◇№1 youtube №2.youtyube