ガン入院前日の畑仕事  ◇がん宣告と治療ガン宣告「生きる失望と余命の段取り」 ◇入院ライフの楽しみはお食事
激しい目まいに襲われた!
 「末期ガン退院して三週間ぶりの畑仕事」  ◇闘病中ヨシ爺の「蕎麦の龍」  退院翌日の畑巡回 ◇退院8日後の畑仕事 
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看護師さんのお仕事に感動

 今回は、30代の若い時に2か月ほど入院(胃三分の二切除」)して以来の大病を患い入院となった。30数年振りの大病とは、なんと直腸にできた大きな腫瘍の進行癌でした。自分では、てっきり痔だとばかり勝手に思い市販薬で経過を見ていた。でも、昨年の夏ごろからトイレのたびに下血がみられた。それも、どんどん血色が黒ずんできたのだ。
イメージ 1「ガン腫瘍例画像」
 しかし、精密検査の結果を目の前で内視鏡画像を見せられて、告げられたのはガンの宣告だった。其れも6㎝にも肥大した腫瘍で進行癌とのこと。どうせなるようにしかならないと覚悟を決めて、7月6日に手術となった。
「看護師さんのお仕事に感動」
手術前の問診では、10時間に及ぶと聞かされていた手術時間は、約5時間ほどと半分ほどで終了していた。術前のPET.内視鏡検査で、放射線治療と抗がん剤の治療効果が飛躍的に大きかったのだ。6㎝あった腫瘍は、殆どが欠落して痕跡だけとなっていたのだ。
今思えば、25回もの放射線治療の1週間後に、皮膚状のふやけた肉片のようなものが数回トイレで流れ落ちていた。


放射線治療は、強烈なものだったと思う。何せ、放射線治療をセットしているスタッフは、放射線開始スイッチを押すと共に駆け足で全員が部屋から退室するのである。其れだけ強い放射線量を浴びているのだと思う。その弊害は、膀胱の異常で排尿するたびに不快感。下腹部の痛みもあった。

イメージ 2
「腹腔鏡手術例画像」
 術後の3日間ほどは、人生最悪の出来事の連続だった!
鼻には酸素マスク。喉奥にはチュウブ。腹部からは、腸液を排出するチューブ。チンポにもチュウブ。そしてケツ(肛門)にもチューブ。そして、オムツ!!までつけられていたのだ。もちろん、ヘソ下右側には、人工肛門が張り付けられていた!大量の各種薬液袋から、点滴が腕に昼夜流されている。

 自分ではどうしようもない体だが、時折体を拭いてくれるスタッフも来る。これがまた、すごく気持ちがいい。術後まもなく、ウトウトしていたとき、「オムツ変えますね!」と看護師さんの声が聞こえた。間もなく、股間に温かいお湯がかけられたのだ!そうなんです!オムツ替えの時に、股間をお湯で洗ってくれるのです。

 これにはビックリしました!だって、ジサマから見れば若い娘さんだもの。若い時には、歓楽街で粋がっていた自分を思い出すと、なんとまぁ恥ずかしいこと。看護師さんのお仕事は、健康時に考えていた事とは大違いで、心から感謝の気持ちが湧いてきました。






「術後の腹部」
 右脇腹に出した人工肛門。
一時的とは言え、初めて見たときは心が大きく沈み込みました。何とまぁみっともない格好になっちまったもんだ!これじゃ女も抱けなくなっちまう!!までは思わなかったけど。。。
でも、これからのストーマ(排泄袋)管理が大変でした。
俺は昔から肌が弱いんです。漆などでは直ぐにかぶれてしまう。それなのに強酸胃液に晒されるのだから赤むくれになってしま。
普通なら二日ほどは張り続けられるそうだけど、俺は半日で痛くなってしまう。外してみると、すでに肌荒れで腫れ上がっていた。

<こんな姿に!!>
一ヶ月の間は、ショック!!で眠れませんでした。
今では全て受け入れていますが、人工肛門を閉鎖した後の後遺症が危惧されますが、今の現状よりは精神的に少しは楽になるかと心ならずも期待しています。

イメージ 4これから看護師を志す方たちも、ほんとに大変なお仕事とは思うけど、皆さん一から勉強しているんですね。今回の入院中に、研修生3人がついてくれました。来春から、各病院に勤務となるとのことですが、頑張って自分の選んだ道を進んで行って欲しいと思います。


ヨシ爺がいつも見守っているからね!
「ほのかさん。しおりさん。幸三郎君」
ありがとな!!
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