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「山小屋の物置建設」 ■山の中で、一番必要なのが物置なのである。 工具類からセメントなど、雨に濡れたら使い物にならなくなるからだ。それにしても、この場所には車が入る道が無かった。せめて、軽トラックだけでも入らなければ大変な重労働になってしまう。そんな訳で、先ずは畑の畦道を拡張して行ったのだ。 ■重機?そんなものは何にも有りません!リースすれば容易い事だが、先立つ金が無い!だから、トグワとスコップだけが頼りなのです。土手を崩して均して行く。幸いにも粘土層だったから、崩した土は一輪車で運び出す事ができた。仕事の合間(会社の)を見つけては、せっせと道路つくりに励んだよ! 年老いた体の疲れはピークだったけど、何とか山小屋予定地に乗り上げる事ができました。仕事の一服時に、ふと東方を見上げると、ここからの眺めがいいんです。阿武隈山系の、福島空港方面まで見渡せます。一番気にいっているのは、以前ここで福島未来博が開催されたんですよ。その時に、毛鉤巻き教室やフライキャステングのデモをしていました。 其の場所が、はっきりと見えるんです。懐かしく見ていますけどね。 「基礎造り」 ■山の中に住むようになって、既に12年になる。 奥羽山麓なのだが、是より山奥には家は無い。冬場はかなり厳しいけれど、ここに居ると街中での生活はできなくなる。もっとも、PCさえあれば山の中でも街中でも何にも変わらない。 基礎と言っても、頑丈な布基礎ではない! 一個1000円のコンクリマスを台座にしているのだ。30cmほどスコップで掘ってから捨てコン。其の上に置くだけなのだが、レベルは50cmほどの小さな水平器しかなかった。ベースになる場所を造ったら、後は足場板で水平を測るだけ。だから、ちょっといい加減なのである。でも、この場所は強風地帯だから、注意しないと! 「骨材の配合」 ■コンクリートの骨材は、近くの町店から運んでいただいた。 二d車に、砂と砕石を積み合せて一台13,000円。それを、山小屋の場所まで約50M。段差は約3m。是を一輪車で何度も運び上げるのだ。一回二回なら苦にもならないが、道なき道の畑の中を横断するからキツイ仕事になる。でも、まぁ。こんな作業が楽しいのかもしれない。 ■貧乏人の負け惜しみかもしれないけれど、お金があって職人さんに造り上げてもらっても感激は無いからね。もちろん素人仕事だから、見栄えは悪くなる。それも、苦労話のひとつになれば楽しい。 風対策として、枡の中には鉄筋棒を数本打ち込んでおいた。細い金物だから、不安もあるけれど。やらないより、何でも手を加えたほうがいいから。 |
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「物置完成」 ■マスを4個配置したら、今度は其の空間を塞がなければならない。 普通なら、ブロックを9箇所に配置して固定さえすればOKなのだが、この場所は山の中だ。ヘビも入れば動物も来る。増して山の斜面だから、大雨の時には大変な事になる。そんな事で、大谷石を入れて塞ぐ事にした。 物置そのものは軽量なので、根掘りした上に配置した。 マスとの接合間は、コンクリートで被い水平も出して完了となった。 この物置は、展示場から値引きして購入移送していただきました。と言っても、現金で85,000円は支払う事ができません!から、3回払いのローンでした!組み立ては、購入代金の中(解体建て方:10,000円)に含まれていたので助かりました。だって、素人解体して搬入。建て方まで計算したら一日で終わらないかもね。 ●念願の物置が完成したことで、随一自分のモチモノとなったのです。 ホームレス同然の貧乏人だから、うれしかっですよ!この中で寝たかったです。 |
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