☆大木杉の伐採事件!
樹齢60年の大木伐採
■立ち木の伐採は、12月から2月までの間に済ませておかなければならない。
それは、3月になると揚水期になるからです。
つまり、水を吸い上げて活動期に入ってしまうと、樹木は水分で満たされてしまう。そうなると、皮を剥いてもカビだらけとなり真っ黒になってしまいます。是じゃとてもログには使用できません。今回は、丸太小屋じゃなく従来工法で建てる計画なのだが、ブルーベリーを植える斜面が日陰になるので伐採(他人の樹木)することにしました。
しかし、大きな杉の大木は直径45cmもある木が3本。他に25cmほどの杉が10本。
何しろ条件が最悪なのだ!斜面の上方に倒さなければならないのだが、直ぐ下には人家がある。5m左には電話線。5m右側には高圧線が3本あるのだ。前回は、安全策の為にかけていたロープが仇となりミスをしてしまった。電話線に寄りかかってしまったのだ。ワイヤーに支えられていたので切れなかった。それでも苦労の末に何とかクリアしたが、一人では困難な仕事になる。二人なら、倒れ掛かる時にロープで誘導できるのだ。
毎朝迷っていた事がある。
とりあえず隙間はできたのだが、是で手打ちにして終了するか、悩みの大木を始末するかだ。
しかし、もしも高圧線側に倒れたら大変な事になる。それでも倒したい思いに悩んで眠れない。
昨日、周辺の雑木を刈り払い下に立って考えた。風も弱い。ようし、是なら大丈夫だ。そして、友達にロープを支えてもらう事になった。
決行の段取りができた。それでも、安全策を講じて予備ロープを張った。
倒したい方向に小口を入れる。チェンソウーが30cmと小さいので、半分勧めるのに切込みを入れるのが大変。少し上段位置の反対側から切り込んだ。少し動いた。合図をしてロープを引っ張ってもらう。ヤバイ!山の上の電話線方向に動いたのだ。友達が、必死で方向を変えてくれた。根元の周りは45cm。ドッカと倒れこんだ幹の長さは、優に20mもあった。
こうなりゃ。残りの5本も倒さなければならない。
木の持ち主は、不在なのだけど。